2016年10月14日

コウノトリ情報(2羽か!?)


流れるきれいな白い雲に誘われて鳴滝川堤防にコウノトリの観察に出かけました。
塒に戻ってくるにはまだ早いだろうと西の空から東の空へカメラを向けると
スーッと右手から一羽飛んできました。
すぐに堤防の木に隠れてしまいましたが東の鉄塔に何やら見えます。
超望遠で足環を撮ると右脚の足環が黒・黒のように見えました。
あっ、J0050「クミちゃん」か!?と思いました。
帰って確認すると黒・赤でJ0057でした。
すると右手に飛んでいたのは誰なのか?
もう一人の観察仲間に聞きますと一羽が西から飛んできて鳴滝川を越えたそうです。
その仲間も私と同じく二羽が飛んでいたと思ってるようで二羽の写真を見せてくれました。
わからなくなりました。
並んでいる姿を撮るのは至難の技ですね。
J0057は午後5時48分に無事に塒(西の鉄塔)に戻りました。

その後の情報で和歌山市東部で2羽で飛んでいる姿が目撃されています。
足環は未確認です。
(2016/10/14 和歌山市)














  

Posted by wakayamastork2 at 19:02コウノトリ和歌山

2016年10月14日

コウノトリ・J0057情報


午前5時43分に塒(西の鉄塔)を飛び立ったコウノトリ・J0057は
東へ向かい鳴滝川を越えました。
すっかり切り株だけが残る園部の水田地帯に降りました。
ここもお馴染みの場所ですが、以前に比べると用水路がきれいに補修されて
生物の気配が全く感じられなくなってしまいました。
それでも何かあるのかと水が少なくなった水路に降ります。
上から見ている私達には餌がいるようには見えませんが
器用に護岸の隅から獲物を探します。
タウナギの幼魚でしょうか。
このあと刈田に上がり小さな獲物を数匹食べ、もう少し下流に飛びました。
ここも去年までは大物を捕まえた場所ですがどうやらいない様子です。
私の観察はここまでですが、このあとすぐに昨日まで大物を捕らえた
反対側の用水路に行き、やはり今朝も大物を捕らえたと観察仲間が知らせてくれました。
市街地の餌場は年々減っています。
そんな中で貴重なこの用水路に魚がいつまでもいてくれるでしょうか。
11日に和歌山県(紀の川市と有田市)に飛来確認していた越前生まれの二羽のコウノトリは
昨日までに和歌山県を離れ、お隣の三重県に移動したようです。
四羽の合流はあったのでしょうか?
(2016/10/14 和歌山市園部)





























  


Posted by wakayamastork2 at 10:14コウノトリ和歌山

2016年10月13日

コウノトリ・J0057情報(塒入り)


コウノトリ・J0057は今日一日、楠見地区で過ごしたようです。
朝、慣れた鳴滝川の用水路で大きな鯉を食べましたが、
夕方には塒をはさんで反対側に位置する県営住宅側の用水路で過ごしました。
そして一旦鳴滝川近くまで来たあと西へ向かい、
午後5時28分に和歌山市船所の塒「西の鉄塔」に留まりました。
何とものんびりした一日だったようです。
すると近くにはもうJ0050はいないのでしょうか。
それと、和歌山入りした越前生まれの幼鳥二羽も近くには来ていないのでしょうか。
そんなことを思わせる一本脚の「和歌山コウちゃん」です。
(2016/10/13 和歌山市船所)





  


Posted by wakayamastork2 at 18:24コウノトリ和歌山

2016年10月13日

コウノトリ情報


和歌山市で5度目の冬を迎えようとしているコウノトリ・J0057は
今朝は船所の塒(西の鉄塔)を午前5時53分に飛び出しました。
曇り空で昨日より少し遅い塒離れでした。
このところ大物を食べられている東の用水路に来るものとばかり思っていましたが
北へ飛んで団地側の電柱に留まりした。
しかしすぐに思い直したのか方向転換。
小学校の屋根を経由したのち、やはり鳴滝川支流の用水路に降りました。
まだ大物が潜んでいるんですねえ。
すぐに大きな鯉を捕らえました。
今朝は一呑です。
これで満足したのか用水路から飛び立ち堤防の信号機柱に留まりました。
そこでしばし東の空を眺めながら休憩です。

実は東の方角、紀ノ川市には先月25日に福井県越前市で放鳥された
コウノトリ2羽のうちの一羽、メスの「さきちゃん」が飛来しています。
そしてもう一羽のオスの「たからくん」は有田市に。
ここ数日、消息がわからないJ0050(クミちゃん)とともに、
この若いコウノトリたちを見守っているのかもしれません。
そして私たちの近くで合流してくれるかもしれません。
(2016/10/13 AM5:34~6:28 和歌山市船所)





























  

Posted by wakayamastork2 at 12:21コウノトリ和歌山

2016年10月12日

コウノトリ・J0057情報(夕食も満腹に)


今朝早く塒近くの用水路で大きな鯉を食べたコウノトリ・J0057は
午後5時前に再度ここに戻ってきました。
まだ獲物がいるのを確認していたようです。
そして夕方のラッシュで上の道路が大混雑しても気にすることなく用水路を走り回り、
続けて大きな鯉を3匹も捕まえました。
朝は飲み込むのに数分もかかっていましたが、
今回はすぐに大きな嘴から喉へ吸い込まれていきました。
かなり慣れたようです。
これで満腹したと見えてすぐに飛び立ちました。
そして一旦堤防の電柱に留まったあと
午後5時34分に塒(西の鉄塔)に戻りました。
(2016/10/12 和歌山市船所)















  


Posted by wakayamastork2 at 19:09コウノトリ和歌山

2016年10月12日

コウノトリ・J0057情報


昨夜明るいうちに和歌山市船所の塒に戻ってきたコウノトリ・J0057は
午前5時43分、白み始めた東の空に向かって飛び出しました。
しかしすぐに降下です。
鳴滝川支流の用水路を見降ろす電柱に留まりました。
ここは彼が4年前に和歌山市に飛来した時から冬期の大切な餌場です。
昨夕もここで採餌したそうです。
午前5時53分、一度用水路に降りましたがすぐに飛び立ちました。
そろそろ散歩の人たちも増えてきました。
そして午前6時ちょうど改めて着水です。
道路から見る限りあまり魚がいるようには見えませんが盛んに追いかけています。
午前6時19分護岸の縁から大きなものを引っ張り始めました。
嘴の長さほどもある大きな鯉です。
格闘すること6分、ついに大きなご馳走を飲み込みました。
【動画あります】
去年まではこのサイズの獲物はすぐに諦めていましたので、
さらに逞しくなったのでしょうか。
お腹がふくれたJ0057は午前6時31分用水路を飛び立ち、
ひとまず堤防道路の信号機の上に留まりました。
そして増えてきた通勤者を見下ろしながら乱れた羽を丁寧に繕ったあと
午前6時46分、南の紀ノ川方面に飛び出しました。
久しぶりに「本来の和歌山コウちゃん」の姿を見たような気がしました。
今朝周囲にはメスのJ0050の気配がなく落ち着いた朝食となったようです。
(2016/10/12 AM5:23~6:47 和歌山市船所)





























  


Posted by wakayamastork2 at 13:20コウノトリ和歌山

2016年10月11日

コウノトリ・J0057情報


今朝は姿を見られなかったコウノトリ・J0057は
夕刻和歌山市船所の塒に戻ってきました。
午後5時20分過ぎ、観察仲間から
近くの用水路側の電柱に留まっているとの連絡を受けとんでいきました。
すると今まさに飛び立とうとするところでした。
すぐに西へ飛び立ち屋根を越えました。
塒(西の鉄塔)へ直行です。
午後5時28分、びっくりするほど早い帰還です。
住宅街の真ん中にある高圧鉄塔の上で念入りに羽の手入れです。
それからおもむろに右脚を胸の中に仕舞い込み休む体制になりました。

多分日中は一緒であったろうメスのJ0050の気配は周辺にはありません。
一羽の時はあれだけ我が物顔にこの地域の電柱を渡り歩いていたJ0050ですが、
やはりJ0057がいるとこの地域には入ってこれないのでしょうか。
不思議な関係です。

今日の日中、早朝にこの二羽が飛んで行ったであろと思われる紀ノ川流域を巡ってきました。
あわよくばどこかで巡り会えるかと思いましたがそれはありませんでした。
これまで飛来した池のうち岩出市の住蛇池は程よく水かさが減りサギたちが群れていました。
3年前に三羽のきれいな飛翔をみせてくれた紀の川市の池は
水が満々とあり降りられそうにありませんでした。
そして今年はじめ二羽が仲良く魚なを捕っていた直川の池は全く水がありませんでした。
塒にしていた近くの電柱付近も見てみましたが
飛来しているハッキリとした跡は見られませんでした。
どこかのため池に降りているのだろうなと思いながら帰ってきました。
(2016/10/11 和歌山市)






















  


Posted by wakayamastork2 at 18:45コウノトリ和歌山

2016年10月11日

コウノトリ情報


コウノトリ・J0057は昨夜暗くなってから西の鉄塔に戻ってきました。
しかし今朝はコウノトリの写真はありません。
撮影のタイミングを逃しました。

観察仲間の話を総合します。
午前5時44分、鉄塔を飛び立って近くの団地側の電柱に留まった
あと激しいクラッタリングをし始めました。
そして飛び立ったところもう1羽と合流し、一旦西へ飛んだあと北へ旋回し、
和泉山脈沿いに東へ飛び去っていったということです。
このもう1羽の確かな識別は出来ていませんがおそらくJ0050だと思われます。
そうだとすると今年初めまで二羽で一緒にいた和歌山市東部か、
それとももっと東の紀の川市方面に行ったのかもしれません。
この二羽にとって和歌山市から紀の川市にかけての紀ノ川流域は
勝手知ったる自分のテリトリーです。
ただし私たちには東西25㌔の流域をくまなく探す能力はありません。
塒に戻ってくるのを待つことにします。
(2016/10/11 和歌山市)

紀ノ川のホオジロ


  

Posted by wakayamastork2 at 08:37コウノトリ和歌山

2016年10月10日

コウノトリ・J0057情報


一昨日から姿を消していたコウノトリ・J0057が午後6時ごろ
和歌山市船所の西の鉄塔に戻ってきました。
私も観察仲間もすっかり和歌山市を離れたとばかり思い込み、
今夜の見回りは出来ていませんでした。
ところが家人が鉄塔の上に何やら黒い影が見えると言い出し、
確認に行くと間違いなくコウノトリでした。
この鉄塔に留まるのは彼しかありません。
撮影は鉄塔からおよそ270m離れた自宅二階から撮ったものですが、
暗くてシルエットがやっとです。
ちょうど強い北風に頭を向けて後ろ姿の黒い羽だけが見えています。
もう1羽のJ0050の消息は依然としてわかりません。
(2016/10/10 18:00 和歌山市)
  


Posted by wakayamastork2 at 18:55コウノトリ和歌山

2016年10月10日

朝寒の・・・



朝寒の起きねばならぬ時計鳴る」立子

今季初めて肌寒さを感じた夜明けでした。
昨夜周辺には帰ってこなかったコウノトリ・J0057を探しに行く場所もわからず、
じっとそのまま寝ていてもいいのですが、
4年間の習慣とは恐ろしいものです。
窓からちらっと青空と白い雲が見えたらもう寝ていられません。

紀ノ川の堤防に上がると本当に澄み切った北東の風がやさしく吹いてきます。
それに乗って何ともきれいな白雲が形を変えながら流れてきます。
まさに「三文の徳」がありました。
川面にはサギたちの群れが、
そして河原にはヒバリ、モズ、ホオジロ、トビが澄んだ朝陽を浴びていました。
こんな空気が感じられるようになるとコウノトリの移動が始まります。

『コウノトリ・久美浜日記』にその予兆が感じられます。
「和歌山コウちゃん」と「久美ちゃん」はこの子たちを呼びに行ったのでしょうか?

(2016/10/10 和歌山市)





















  

Posted by wakayamastork2 at 11:22コウノトリ和歌山