2015年11月30日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


コウノトリ(J0057&J0050)が昨日まで続けて三日間塒にしていた
和歌山市北部の住宅街に出かけました。
昨日は塒を飛び立ったあとまっすぐに東へ向かい、行方がわからなくなっていましたが
午後になって観察仲間の一人が岩出市のため池に
二羽揃っているところを見つけてくれていました。
(最後の写真:吉村真樹さん撮影)
塒からおよそ8km東に位置します。
しかし昨夜は和歌山市北部の塒には帰ってきませんでした。
今朝もこの塒を確認したあと紀ノ川中洲へ廻りました。
久しぶりに晴れた川べりには冷たい東北東の風が吹き付けていました。
サギたちのいつもの光景が広がっていました。
コウノトリ・J0057(和歌山コウちゃん)は、やっと大人の仲間入りしたようです。
五度目の正直で同年齢のJ0050と愛の巣を作る決心がついたようです。
これまで3年間、一羽で守っていた楠見地区の縄張りを離れ、
およそ20kmにわたる紀ノ川流域の適地に営巣地を探し始めました。
どこに落ち着くのかわかりませんが、この紀ノ川から離れることはなさそうです。
観察隊の捜索範囲は大変広くなりました。
(2015/11/30 和歌山市)






  


Posted by wakayamastork2 at 10:32コウノトリ和歌山

2015年11月29日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


昨夜も同じ和歌山市北部の塒に戻ってきたという情報を聞き、
コウノトリ観察隊は夜明け前から同じ場所に集合しました。
西の空には名残の月が輝いていますが、
離れた電柱の上に薄っすらと見える二羽のコウノトリ(J0057&J0050)の撮影にはまだ暗すぎます。
これまで三日続けて二羽でこの塒に留まったことはありませんでした。
そして過去2日は東へ飛んでからの行動が全くつかめませんでした。
そこで今朝は観察仲間の一人が紀ノ川堤防の上から飛行方向を見極めようと待機しました。
私たちもできるだけ飛ぶ方向が良くわかる位置に陣取ります。
すると周囲がまだ薄暗い中、午前6時12分に突然西の電柱から黒い影が飛び立ちました。
観察隊はあわててレンズを向けますが暗すぎます。
二羽は目の前の山間で旋回しています。
薄明るくなった北の空をバックにやっと二羽の影だけを撮ることができました。
みんなは必死で行方を凝視します。
しかし今朝は南の紀ノ川方面には行きません。
まっすぐ東に飛んでいきます。
そしてとうとう小さくなって消えてしまいました。
堤防で待機してくれた観察仲間も徒労に終わりました。
いつもの中洲には日曜の静けさだけが満ちていました。
(2015/11/29 AM6:12~6:42 和歌山市)








  

Posted by wakayamastork2 at 09:47コウノトリ和歌山

2015年11月28日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


少しやせてきたお月様がコウノトリを照らしていました。
昨夜遅く観察仲間が和歌山市北部の電柱に一羽留まっているのを確認してくれていました。
夜明け前に出かけると確かに一羽留まっています。
昨日もう一羽が留まっていた隣の電柱は空き家です。
念のためもう少し東を探すと、居ました。
電柱二本を空けて留まっています。
しかしまだ暗くてJ0057とJ0050の区別がつきません。
すると午前6時12分、突然西のコウノトリが飛び出しました。
そしてもう一羽の電柱に。
驚いて飛び出したその一羽は西の電柱に留まりました。
入れ替わりました。
実は昨日の朝もこういう場面があったことを後で知りました。
西の電柱に留まった一羽が月に照らされています。
東の電柱に留まったコウノトリの足環がやっと見えてきました。
J0057です。
すると昨日も今日も最初に飛び出してもう一羽(J0050)を追い出したのは
J0057(和歌山コウちゃん)ということになります。
そんなことを考えながら二羽の留まっている電柱を交互に眺めていると
午前6時25分、東のJ0057が西の電柱に向かって飛び立ちました。
そして二羽そろってやっと白み始めた南の空に消えていきました。
私たちは水鳥の楽園、紀ノ川中洲に直行しましたがコウノトリの姿はありませんでした。
(2015/11/28 AM6:00~7:11 和歌山市)














  


Posted by wakayamastork2 at 11:54コウノトリ和歌山

2015年11月27日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


昨日の午後観察仲間が紀ノ川中洲ですばらしい写真と動画を撮り、
そのあと塒の場所まで確認してくれました。
今朝は未明から嵐のような北西の風が吹き付ける中、
6人の観察仲間が傘をさして和歌山市北部の塒から離れるのを待ちました。
隣通しの電柱に並んで留まっていた二羽のコウノトリ(手前がJ0057、向こうがJ0050)ですが、
雨が小降りになった午前6時46分にまずJ0057が雨を振り払うように一度羽ばたき、
続いてJ0050も大きく翼を広げました。
そして午前6時49分、J0057が強い風に乗るように南東の方向へ飛び出しました。
途中J0050の方に大きく旋回して近づき「出かけるぞ」と合図を送ってから消えると、
すぐにJ0050も後を追いました。
紀ノ川中洲に向かったと思い、出かけてみましたが
風雨はますます強くなります。
中洲のサギたちも風に飛ばされています。
二羽のコウノトリの姿はありません。
風に乗ってもっと東へ行ったのでしょうか。
自然に逆らわない野性の知恵を見た気がしました。
そして天候も一気に回復してきました。
暖かさが戻る午後には中洲でまたコウノトリの姿が見られることでしょう。
(2015/11/27 AM6:19~7:10 和歌山市)
















  


Posted by wakayamastork2 at 10:49コウノトリ和歌山

2015年11月26日

コウノトリ(J0057&J0050)情報

観察仲間の連携で、こんなうれしい写真が届きました。
今日の午前10時ごろ観察仲間の福田さんが紀ノ川の中洲にコウノトリを発見しました。
その情報をキャッチした仲間の吉村さんが中洲へ急行。
そしてこんな素敵なツーショットを撮ってくれました。
今月21日の早朝に二羽そろって東へ飛び去ってから5日ぶりの姿です。
静けさが戻った中州にはナベヅルも居たということです。
やはりここは野鳥の楽園のようです。
【福田さん撮影の動画です】

  


Posted by wakayamastork2 at 12:56コウノトリ和歌山

2015年11月26日

・・・冬の天


いくたびか寝てさめてまた冬の天」楸邨

雨はあがりましたが冷たい雲が川面を覆っています。
静かな紀ノ川の夜明けです。
コウノトリ(J0057&J0050)の行方はわかりません。
(2015/11/26 紀ノ川)
  

Posted by wakayamastork2 at 08:04コウノトリ和歌山

2015年11月25日

・・・時雨哉


鷺ぬれて鶴に日の照る時雨哉」蕪村

夜明けにはまだ薄っすらと明るかった空も
昼になり時雨雲で覆われてきました。
今朝は久しぶりに紀ノ川大堰でカモたちを撮りました。
この周辺は冬の水鳥たちにとっては安心して休める場所です。
そして帰り道、鳴滝川の堤防の桜もやっと色づいてきました。
コウノトリ(J0057&J0050)の消息はわかりません。
(2015/11/25 紀ノ川)

















  

Posted by wakayamastork2 at 12:15コウノトリ和歌山

2015年11月24日

紀の川市の水鳥たち


コウノトリがこの時期訪れたことのある紀の川市のため池を何ヶ所かまわってみました。
まず去年の12月、上空で3羽の飛翔が観られた
ため池を見に行きましたが水量がいっぱいで
降りられる状態ではありません。
近くのため池も水量が多くカモやオオバンだけがのんびりと泳いでいました。
近くに居るような気がするのですが・・・
(2015/11/24 13:25 紀の川市)




  

Posted by wakayamastork2 at 16:26コウノトリ和歌山

2015年11月24日

・・・水鳥の水


をりをり羽ばたく水鳥の水」山頭火

紀ノ川中洲の夜明けです。
暖かな朝です。
(2015/11/24 紀ノ川)




  

Posted by wakayamastork2 at 09:21

2015年11月23日

・・・勤労感謝の日


一の指二の指勤労感謝の日」堀内一郎

このところ日課になっている夜明けの紀ノ川中洲観察です。
おかげさまでまだ雨は降っていませんでしたが、
低くドンヨリとした雲が厚く覆っていました。
コウノトリ(J0057&J0050)の姿はありません。
紀ノ川上流域からの情報もありません。
サギたちが西の空からやってくるのを見届けてから紀ノ川大堰まで戻ってきました。
ここも今朝は水鳥たちの数も少なく静かな水面が広がっているだけでした。
(2015/11/23 紀ノ川)





  

Posted by wakayamastork2 at 10:00コウノトリ和歌山