2015年11月22日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


昨日和歌山市北部の山裾から飛び立った二羽のコウノトリ(J0057&J0050)は、
夜になってもこの塒には帰ってきませんでした。
紀ノ川上流を目指したのでしょうか。
今朝もコウノトリとナベヅルが並んで観られた紀ノ川中流域の中洲に出かけました。
厚い雲が夜明けを遅くしています。
午前6時52分になってやっと稜線からお日様が顔を出しました。
鳥たちも動き出しました。
日曜の夜明けはいつにもまして静かです。
(2015/11/22 紀ノ川)








  

Posted by wakayamastork2 at 13:09コウノトリ和歌山

2015年11月21日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


コウノトリの塒がわかりました。
昨夕、静寂が戻った紀ノ川中洲に15羽のナベヅルが飛来したとコウノトリ観察仲間から聞いたあと、
しばらくして市民の方からコウノトリの塒情報が寄せられました。
現在「和歌山コウちゃん」J0057とカップル進行中のJ0050(クミちゃん)が
初めて和歌山市に飛来したときに一時塒にしていた北部の山裾です。
今朝はすべての観察仲間が夜明け前の現場に集合し、二羽の確認をしました。
西の電柱にJ0057、そこから東へおよそ150mの電柱にJ0050が留まっていました。
二羽同時に撮影できませんのでそれぞれ東西に分かれて飛び立ちを待ちました。
東の空が薄茜色に染まるころ、午前6時27分にまずJ0050が東へ向かって飛び立ちました。
そして1分遅れでJ0057があとを追いました。
二羽そろって東の空へ消えていきました。
この塒から南へ行くとすぐに紀ノ川の中洲です。
私たちはとりあえずそこへ行くことにしました。
しかし姿は見えません。
昨夜いたであろうナベヅルの姿もありません。
静かに朝日が昇ってきました。
二羽は紀ノ川のさらに上流域を目指して飛んでいったのでしょうか。
たくさんのため池が点在しており、降りる場所はたくさんあります。
何はともあれ二羽の元気な飛翔を確認でき清清しい気持ちで帰ってきました。
(2015/11/21 和歌山市)













  


Posted by wakayamastork2 at 10:12コウノトリ和歌山

2015年11月20日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


静かな朝を迎えた紀ノ川中洲にコウノトリ(J0057&J0050)を探しに出かけました。
昨日の午後この上空を飛んでいるナベヅルの群れを複数の人が目撃していますので
淡い期待を持って行きましたが共に姿はありませんでした。
刻々と変化する東の空を眺めながら日の出を待ちました。
午前6時52分「紀州富士」龍門山のずっと右手の稜線にお日様が顔を出しました。
夜明けも遅くなりました。
ますます朝の鳥たちが観にくくなってきます。
いつもの観察仲間と一緒に静かな紀ノ川を眺めながら、
コウノトリカップルの居そうな場所をあれこれ話し合いました。
過去3度の冬季も活動範囲は紀ノ川の上流20kmに亘る周辺地域に広がっていました。
このエリアには和歌山市、岩出市、紀の川市と3市が含まれます。
それだけに各地の目撃情報だけが便りです。
そして和歌山市の塒にも戻ってきてくれることを願いながら観察を続けようと思っています。
(2015/11/20 紀ノ川)










  

Posted by wakayamastork2 at 11:22コウノトリ和歌山

2015年11月19日

静かな夜明け


昨日「カップル成立」を確信した紀ノ川中流域の中洲に
今朝もコウノトリ(J0057&J0050)を探しに出かけました。
昨日は二羽が北東へ飛び立ったあとの行動はわかりませんでした。
しかしその後うれしい情報が飛び込んできました。
この地域の「銃砲による有害鳥獣駆除」を
この期は中止する旨和歌山市長が表明したというニュースです。
目の前で銃声に驚いて逃げたコウノトリを見ていただけに大変うれしいニュースでした。
中止に理解いただいた紀ノ川漁協と猟友会の皆さん、
そしてその方向で動いてくださった和歌山市当局には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今朝はコウノトリのペアは見られませんでしたが、
きっとすぐにこの楽園に戻ってくるだろうと思います。
昨日は紀ノ川をめぐる人と鳥たちとの関わりについて改めて考えさせられた一日でした。
ここ数日、平穏な河川環境づくりに奔走していただいた皆さんに感謝いたします。
(2015/11/19 紀ノ川)











  


Posted by wakayamastork2 at 12:20コウノトリ和歌山

2015年11月18日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


昨日およそ3週間ぶりにツーショットを見ることができたコウノトリ(J0057&J0050)に会いに
紀ノ川中流域の中洲に行きました。
本来なら間もなく日の出を迎えようとする時刻ですが、
天気予報通り厚い雲が空一面を覆っています。
その影響でまだ薄暗い川面を眼を凝らして見つめます。
居ました! 
正面の中洲の淵に並んで立っています。
昨日は暗くてハッキリと確認できなかったJ0050の足環を何とか撮ろうとしますが、
彼女は淵の向こうを脚を隠して移動します。
それでも撮った何枚かのうちに比較的ハッキリしたものがあり、
間違いなくJ0050です。
午前6時半を過ぎてやっと辺りがハッキリし始めました。
そして6時34分、西からやってきたサギの群れに合わせるように二羽は飛び立ちました。
一旦下流の方角へ行ってから北へ方向を変えます。
そして紀ノ川を越え、一羽は直近の高圧鉄塔の上に留まり、
一羽はそれをかすめるように北へ消えました。
鉄塔に留まったのはどうやらJ0050のようです。
彼女はしばらく鉄塔に留まっていましたが午前6時38分、
J0057の後を追うように北へ飛んでいきました。
紀ノ川上流を目指したのではないでしょうか。
今朝はすでにナベヅルの姿はありませんでしたが、
コウノトリのカップルはこの広々とした中州で一晩過ごしたのではないでしょうか。
それほど安心できる場所なのでしょう。
改めてこの中州周辺の重要性を認識しました。
(2015/11/18 AM6:05~7:00 紀ノ川


























  


Posted by wakayamastork2 at 10:35コウノトリ和歌山

2015年11月17日

コウノトリ(J0057&J0050)&ナベヅル情報


やっと一緒に居るところを観ることができました。
コウノトリ、「和歌山コウちゃん」J0057とメスのJ0050(クミちゃん)です。
午後3時過ぎ強い雨が降りしきる中、買い物に出かけようと紀ノ川堤防を東に走っていると、
右手の浅瀬に白と黒のツートンカラーがチラッと見えました。
あわてて望遠で覗くと、今朝銃声に驚いて逃げたJ0057です。
今朝の場所から数百メートル下流です。
もう少し条件のいい場所を探そうと周辺を回っているうちに見えなくなりました。
仕方なくもう少し上流に向かったところ、今朝居た中洲の下流端に居ました。
雨がどんどん強くなり辺りが白く霞む中、少し眼を離した隙に居なくなりました。
そしてそこから200メートルほど上流に突然現れました。
飛んできたにしては早すぎます。
するとそこへもう一羽が! 
やっとカップルのツーショットが観られました。
先月25日に怪我から回復してはるばる和歌山市まで飛んできたJ0050(クミちゃん)。
その後、あまり私たちの目に触れることは無くなっていました。
一昨日、私たちの観察仲間の長老だけが目撃していました。
どうやら二羽ともこの周辺に塒を持っているようです。
うれしくて何枚も写真を撮っていると、少し下流に二羽のナベヅルも佇んでいました。
最高のシーンでした。
ここはやはり保護しなくてはいけない貴重な場所です。
(2015/11/17 PM3:22~4:39 紀ノ川)











  


Posted by wakayamastork2 at 18:34コウノトリ和歌山

2015年11月17日

静寂を破る銃声 逃げるコウノトリ


コウノトリ(J0057&J0050)を求めて紀ノ川中流域の中洲に出かけました。
まだ夜明け前で川面もはっきり見えません。
コウノトリがいるかどうかもわかりません。
午前6時半、やっと東の空が紅く染まるころ西の空からサギとカワウの群れが飛んできました。
そして河原のモズが高い鳴き声をあげ始めた午前6時50分、一発の銃声が河原に響き渡りました。
サギたちが一斉に飛び立ちます。
中州の四方から銃声が聞こえだします。
数匹の白い身体が川面に向かって落下していきます。
なんとも言えない気持ちでサギの行方を追っていましたが、
午前6時56分お日様が昇ったのをきっかけに帰ることにしました。
この時にはその逃げ惑うサギの群れの中にコウノトリが居たとはまったく気がつきませんでした。
帰って写真を編集していて発見、驚きました。
J0057かそれともJ0050かはわかりません。
また別のサギの群れの中にもう一羽いたかどうかもわかりません。
そして特別天然記念物のいる群れの中に発砲する施策の正当性がまったくわかりません。
(2015/11/17 AM5:49~7:13 紀ノ川)













  


Posted by wakayamastork2 at 12:19コウノトリ和歌山

2015年11月16日

コウノトリ情報


コウノトリのカップル(J0057&J0050)を探して
夜明けの紀ノ川に出かけました。
中流域の中洲にはポツンポツンとサギたちが見えるだけで
コウノトリの大きな姿は見当たりません。
少し川の上流に移動したところで頭上から鳴声が聞こえます。
13羽の群れが川を越えてきます。
ナベヅルです。
先月から和歌山市に留まっていると言われていた群れのようです。
飛ぶ姿はコウノトリによく似ていますのでドキッとしますが、よく観ると違います。
ユーラシア大陸からはるばる日本へやってきた一群です。
コウノトリのカップルはもう少し上流域の方に居場所を変えたのでしょうか。
紀ノ川は鳥たちにとって大切な棲みかです。
(2015/11/16 紀ノ川)






  

Posted by wakayamastork2 at 10:42コウノトリ和歌山

2015年11月15日

コウノトリ情報


昨夜の強い雨もあがり厚い雲間からチラッと青空が覗くようになった夜明け、
紀ノ川大堰まで出かけました。
上空をカワウの群れが東へ飛んでいきます。
大堰上流の穏やかな水面にカモたちが朝の準備をしていました。
静かな日曜の朝です。
気になる紀ノ川中流域の中洲ですが、
コウノトリ観察仲間の長老が自転車で観に行ったところ
二羽仲良くいたそうです。
長老は観察のみで写真を撮りませんが、3年間観続けた眼力に間違いはありません。
「和歌山コウちゃん」J0057とメスのJ0050です。
その後別のところからも情報が入り、
昨夜のうちに二羽はこの中州に来ていたようです。
ともあれ二羽元気な姿が確認できホッとしています。
(2015/11/15 紀ノ川)












  

Posted by wakayamastork2 at 11:20コウノトリ和歌山

2015年11月14日

コウノトリ情報


昨日の朝たくさんのサギたちと一緒にいたコウノトリ(J0057)を探して
紀ノ川中流域の中洲に行きました。
小雨が降る夜明けの紀ノ川中州にはサギたちだけです。
観察仲間によりますと昨日の朝、私がコウノトリを確認して帰ったあと
その中州で「有害鳥獣駆除の発砲」があったために鳥たちは一斉に飛び立ったということです。
この区域は「禁猟区」ですが、鮎の保護を目的に
昨日13日から12月1日まで都合6日間、午前7時から11時まで
カワウなどの「有害鳥獣駆除」が許可され、実施される予定です。
この中州にはコウノトリ(特別天然記念物)のほか
絶滅危惧II類(VU)の鳥も飛来しており、
この発砲が与える影響を危惧しています。
(20115/11/14 紀ノ川)



  

Posted by wakayamastork2 at 13:44コウノトリ和歌山