2016年04月30日

・・・躑躅かな


山の娘のすこやかにゆく躑躅かな」草城

和歌山市中心地の街路樹のツツジも綺麗に色づいてきました。
明日から5月、若葉が一層鮮やかになってきます。
しかし夜明けの紀ノ川には冷たい東北東の風が吹いていました。
やっと昇ってきたお日さまの暖かさが身に沁みます。
鳥達もやっと動き出しました。
セッカが草の向こうにそっと留まりました。
サギが上流に向かって飛んでいきます。
ヒバリが舞い上がりました。
カワウが太陽に向かって翼を広げています。
いつもの顔ぶれです。
今月19日に和歌山市の塒を離れたコウノトリ(J0057)は
昨日は午前中に兵庫県朝来市にいましたが午後には豊岡市に戻っていました。
まだまだ生まれ故郷周辺で婚活に頑張るようですね。
(2016/04/30 和歌山市)



















  


Posted by wakayamastork2 at 10:06コウノトリ和歌山

2016年04月29日

・・・惜春の如きもの


生涯にわたり惜春の如きもの」和田魚里

夜明け前の紀ノ川には冷たい北風が吹いていました。
季節が戻ったようです。
こんな朝は鳥達の声も少ないです。
葦原のオオヨシキリも上の方には昇ってきてくれません。
ただしサギたちは元気です。
放水量の増えた大堰の下流で獲物を狙っていました。
和歌山育ちのコウノトリ(J0057)の消息は
23日の福知山を最後に途絶えています。
昨日は阪和高速を南下している方から
海南市の山間にコウノトリらしき大型の鳥が消えていったとの情報をいただきました。
残念ながら撮影はできなかったということで
未確認ですが可能性はあります。
今季巣立ちの幼鳥たちが探検の旅に出るのはまだまだ先ですが
紀伊半島も大切な飛来エリアです。
いつ飛んで来るかもしれません。
心待ちにしています。
(2016/04/29 和歌山市)























  


Posted by wakayamastork2 at 10:58コウノトリ和歌山

2016年04月28日

行春や鳥啼・・・


行春や鳥啼魚の目は泪」芭蕉

曇り空の紀ノ川河原で今朝やっとセッカの姿を撮ることができました。
夏鳥たちはなかなかジッとしていてくれません。
ただしホオジロだけはいつもカメラ目線です。
雛たちも無事に孵っているようです。
豊岡からはコウノトリの孵化の便りも聞こえてきました。
「和歌山コウちゃん(J0057)」は数日前に福知山市で目撃されたそうです。
和歌山市に戻るのはまだのようですね。
(2016/04/28 和歌山市)


























  


Posted by wakayamastork2 at 10:44コウノトリ和歌山

2016年04月27日

コウノトリ(J0057)情報


久しぶりにコウノトリ(J0057)情報です。
豊岡市にある兵庫県立コウノトリの郷公園の最新ニュース
紹介されています。
今月23日に福知山市で目撃されたそうです。
(写真はコウノトリの郷公園のページから)
  


Posted by wakayamastork2 at 17:20コウノトリ和歌山

2016年04月27日

本物の"水中花"ご存知ですか!?


先月25日にテレビ東京系の全国放送で紹介された
"幻の水中花"が弊店にあります。
「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」で紹介された"水中花"、
実は和歌山県海南市で造られていました。
関東中で6個しか残っていなかった"水中花"が
海南市にたくさん眠っていました。
番組でも紹介されましたがこの"水中花"の主な原材料である
「台湾阿里山産の通草木から造られた通草紙」と「高野山の万年苔」は
今では全く手に入りません。
こんなにレアでレトロな製品が海南市で
今も造られているというのは大変うれしいことです。
一度本物を御覧ください。










  

Posted by wakayamastork2 at 16:11お知らせバーフォード

2016年04月27日

・・・春を惜む哉


松そびへ魚をどりて春を惜む哉」一茶

天気予報通り、夜明けの紀ノ川上空は厚い雲で覆われています。
今朝はイソヒヨドリの囀りに誘われて紀の川大堰の真ん中まで出かけました。
橋の上から西の河口方面を眺めると、
遠くの方にコウノトリ(J0057)の巣がある西防埋立地の目印が見えます。
新日鉄住金和歌山製鉄所の高炉の煙突群です。
そのコウノトリは今月18日に和歌山市の塒を離れ豊岡方面に行きました。
そしてここ数日は目撃情報が途絶えています。
この巣に戻ってくるのはいつでしょうか。
(2016/04/27 和歌山市)













  


Posted by wakayamastork2 at 09:36コウノトリ和歌山

2016年04月26日

・・・春を惜みけり


野に山に閑人春を惜みけり」召波

日の出の時刻、紀の川大堰周辺は今朝もサギたちで賑やかでした。
コウノトリ(J0057)が和歌山市の塒を離れてから一週間が過ぎました。
当初は豊岡市の郷公園で目撃されていましたが、
ここ数日は消息がわかりません。
西の岡山方面でしょうか、北の新潟方面でしょうか。
それとも帰路についているのでしょうか。
いずれにせよ今度帰ってくるときは新しい彼女を連れて来てほしいものです。
(2016/04/26 和歌山市)























  


Posted by wakayamastork2 at 08:14コウノトリ和歌山

2016年04月25日

春の草にも・・・


春の草にも一枚の空のあり」稲畑汀子

遅めの紀ノ川ブラブラでした。
すでにお日さまは大堰の上に出ています。
黄砂で霞がかかったような空です。
シラサギが放水口の近くを飛び回っています。
ヒバリも賑やかです。
河原には初夏の空気が漂ってきました。
豊岡方面に出ているコウノトリ(J0057)の消息はわかりません。
(2016/04/25 和歌山市)





























  


Posted by wakayamastork2 at 09:20コウノトリ和歌山

2016年04月24日

囀りのよぶ朝々の・・・


囀りのよぶ朝々のくもりかな」万太郎

夜の雨はあがりましたが空にはまだ厚い雲が覆っていました。
朝日も顔を出さない夜明け前の紀ノ川に出かけました。
JR鉄橋まで行く間にどんな鳥達に会えるか楽しみでした。
ホシハジロ、オオバンなど冬鳥もまだいます。
紀の川大堰まで下がってきました。
導水路にコサギが群れています。
その上に1羽ポツンと離れて立っていました。
アマサギです。
コサギの中に入っていきにくそうです。
放水口から出る激流をアオサギが見つめています。
ヒバリが求愛のダンスをしています。
そして葦の細い枝をカシラダカが必死で掴まえてます。
いろんな鳥達に出会えました。
コウノトリ(J0057)はまだ和歌山市の塒には戻ってきていません。
豊岡での婚活は続いているのでしょうか。
(2016/04/24 和歌山市)



























  


Posted by wakayamastork2 at 09:40コウノトリ和歌山

2016年04月23日

囀の笛を吹くごと・・・


囀の笛を吹くごと鈴振るごと」立子

ハッとするような朝焼けとハッとするような囀りに会いに
今朝も紀ノ川に出かけました。
川面にはヒンヤリとする東北東の弱い風が吹いていました。
今朝は面白い光景に出くわしました。
獲物を捕らえたミサゴが空中に上がったところで落としたのです。
あわてて水面に戻りましたが魚は逃げてしまいました。
そして今朝はやっとオオヨシキリの姿を観ることができました。
(動画あり)
この声を聞くと何故か元気が出てきます。
ホオジロやヒバリもいつもの可愛らしい囀りを聞かせてくれました。
和歌山育ちのコウノトリ(J0057)はまだ豊岡で婚活に懸命のようです。
(52016/04/23 和歌山市)


















  


Posted by wakayamastork2 at 08:04コウノトリ和歌山