2016年02月29日

コウノトリ(J0057)情報


東風吹くや山一ぱいの雲の影」漱石

ひとときの春を吹き飛ばすような目まぐるしい風の変化です。
昨夜からは東の風、夜明けごろには南風そして北風へと、
季節も春から冬へ逆戻りのようです。
午前6時18分、準備運動もせずに塒を飛び出したコウノトリ(J0057)は
まっすぐ西へ向かいました。
昨日たくさんの朝食にありつけた用水路かと思い出かけましたがいません。
もう少し先の広い用水路にいました。
たくさんのサギたちと一緒です。
住宅に囲まれたこの用水路は夏場は水であふれますが、
冬場は鳥たちの格好の餌場です。
よく知っています。
ただ周囲の通路は人の通行が多く通勤時間帯ともなると頻繁に通ります。
しかし鳥たちも心得たもので、
大きな物音がした時などはびっくりして上に飛び上がりますが、
またすぐに降りて採餌の続きです。
そんな中にあってはやりコウノトリは目立ちます。
貫禄の朝食です。
(2016/02/29 AM6:15~7:20 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 10:50コウノトリ和歌山

2016年02月28日

コウノトリ(J0057)情報


和歌山市定住のコウノトリ(J0057)は
夜明けとともに船所の塒を離れたのち、
近くの用水路でたくさんの魚を食べて西へ飛びました。
そして和歌山市西部のため池で休んでいるのを観察仲間が確認しました。
これまでこのため池に立ち寄るときは和泉山脈を越えて北上することが多く、
今日もきちんと帰ってくるか心配されていました。
私も少し早く鉄塔の観察をしようと出かけました。
そしてひとまず紀ノ川から夕陽を見ようと河原に降りました。
夕暮れは朝とまた違った趣があります。
いろんな鳥たちに会ったあと塒の近くの堤防へ。
ほかの観察仲間とコウノトリの帰りを待ちます。
夕陽もすっかり西の空から消えた午後6時すぎ、
薄あかね色の空に大きな鳥のシルエットが見えました。
そのまま東の鉄塔に向かっていきます。
そして午後6時9分、無事に鉄塔に留まりました。
(2016/02/28 和歌山市)













  


Posted by wakayamastork2 at 19:09コウノトリ和歌山

2016年02月28日

コウノトリ(J0057)情報


鳥の羽を見れば行なりはるの水」暁台

今朝はコウノトリが「水鳥」であったことを再認識しました。
「春の水」なんでしょうか。
あまりきれいではない住宅街を流れる用水路の中で
満腹になるほどの朝食風景を見せてくれました。
午前6時20分に塒の東の鉄塔を飛び立ったコウノトリ(J0057)は
まっすぐ西へ飛んでいきました。
観察仲間がそろって後を追いかけると昨日と同じ団地側の用水路に降りました。
しかし最初に降りた場所には魚はあまりなかったようで、
散歩の犬が近づいてきたのをきっかけに道路に飛び上がりました。
それからおよそ100メートルほどの距離をゆっくりと歩きながら東に向かいました。
時々ガードレールの上下から水路へ降りようとするのですができません。
結局ガードレールの切れたところまで行くと、
これまたゆっくりと下へ降りました。
なんとものどかな日曜朝の団地風景です。
そして橋の下の深みに行くと翼が濡れるほど長い首を水中に突き刺していきます。
見ていると面白いように捕れます。
中には大物も混じっています。
用水路へ降りてからおよそ50分、満腹したのでしょう。
橋の下から私たちの観ている方向へ飛び上がってきました。
そして近くの電柱に留まりました。
そこで濡れた全身を丁寧に乾かしていました。
「水鳥の春」を感じた日曜の夜明けでした。
(2016/02/28 AM6:11~7:44 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 12:45コウノトリ和歌山

2016年02月27日

コウノトリ(J0057)情報


思ひ出を又語りゐし木の芽風」稲畑汀子

まだまだ冷たい夜明けでした。
昨夜3日ぶりに豊岡から戻りいつもの塒で休んだコウノトリ(J0057)は
午前6時31分にカラスに急かされるように東の鉄塔を離れました。
北西に向かって飛んでいきます。
団地の方角です。
少ない餌場をよく知っています。
下の用水路に降りました。
水を飲んでから餌探しです。
しかし小物ばかりでとても満腹になりそうにありません。
しばらく護岸の隅を探っていましたがあきらめました。
用水路から飛び出した後は再び西へ飛んでいきました。
残念ながら次の餌場までは追跡できませんでした。
(2016/02/27 AM6:15~6:53 和歌山市)



























  


Posted by wakayamastork2 at 11:53コウノトリ和歌山

2016年02月26日

コウノトリ(J0057)情報


24日の午前から姿が見えなくなっていた和歌山市定住のコウノトリ(J0057)は
今日の夕方、和歌山市船所のいつもの鉄塔に戻ってきました。
昨日(25日)は豊岡市のコウノトリの郷公園で目撃されていましたので
丸一日の故郷滞在ということになります。
たくさんのコウノトリ仲間に溶け込めなかったのでしょうか。
(2016/02/26 和歌山市)
  


Posted by wakayamastork2 at 18:31コウノトリ和歌山

2016年02月26日

コウノトリ(J0057)情報


早春や藪の穂並に風見えて」草城

昨夜、一昨日から姿が見えなくなっていたコウノトリの「和歌山コウちゃん」(J0057)が
豊岡市のコウノトリの郷公園で目撃されたという情報が届きました。
たくさんの仲間の中で「コウノトリ社会のイロハ」を学んで帰ってきてほしいと思います。
そんなことを考えながら今朝も夜明け前の紀ノ川に出かけました。
まだまだ冷たい北風が川面を渡っています。
見慣れた鳥たちが朝の準備を始めていました。
春の兆しを少し感じたひと時でした。
(2016/02/26 和歌山市)

















  


Posted by wakayamastork2 at 09:51コウノトリ和歌山

2016年02月25日

・・・春の水


家形につきのさしけり春の水」一茶

昨夜いつもの鉄塔にコウノトリ(J0057)は戻ってきませんでした。
昨日の朝早く和泉山脈を越えたのを観察仲間が目撃しました。
全国から聞こえてくる「コウノトリの春」の便りが気になったのでしょうか。
気長に帰りを待つことにします。
こんな時は紀ノ川散歩です。
摂氏1度と真冬の冷たさの河原でした。
紀の川大堰の向こうから昇ってくる朝日に照らされながら鳥たちが活動を始めました。
来週はもう3月、この冷たさももう少しの辛抱でしょうか。
(2016/02/25 和歌山市)

















  


Posted by wakayamastork2 at 09:15コウノトリ和歌山

2016年02月24日

コウノトリ(J0057)情報



春あさし酒を柴火にあたためて白木綿雲の行き消ゆる見む」白秋

今朝も冷たい北風が吹いていました。
東の鉄塔にいるコウノトリ(J0057)も頭を風上に向けて必死で強風を凌いでいました。
午前6時37分、風が弱まった一瞬をとらえて飛び出しました。
しかし風に流されていきます。
西へ消えました。
あっけない離搭でした。
そこで久しぶりに紀ノ川に朝日を拝みにいきました。
もうすぐ北へ飛び立つであろうカモたちが羽を休めていました。
本格的な春ももうすぐです。
(2016/02/24 AM6:17~6:59 和歌山市)
















  


Posted by wakayamastork2 at 08:56コウノトリ和歌山

2016年02月23日

コウノトリ(J0057)情報


西の空からお日さまが消え、すっかり辺りが暗くなった午後6時12分、
コウノトリ(J0057)「和歌山コウちゃん」が
東の鉄塔のうち低い方に留まりました。
しかしすぐに飛び立ち、いつもの高い鉄塔に留まりなおしました。
これから帰ってくる時刻がどんどん遅くなってきそうです。
(2016/02/23 和歌山市)





  


Posted by wakayamastork2 at 18:57コウノトリ和歌山

2016年02月23日

コウノトリ(J0057)情報


春あさき人の会釈や山畑」蛇笏

ひんやりとした曇り空の下、大きなクラッタリングの音を響かせたコウノトリ(J0057)は
午前6時35分に東の鉄塔を離れました。
そのまま西へ飛んでいきましたが、行方は観察仲間のだれも見つけられませんでした。
そんなに遠くに行ったようには見えませんでしたが、
案外近くに隠れ場所があるのかもしれません。
「南国」和歌山市も今週一週間はまだまだ冬が居座るようです。
周囲の田畑にコウノトリのご馳走が顔を出すまでにはまだしばらくかかりそうです。
(2016/02/23 AM6:13~6:36 和歌山市)












  


Posted by wakayamastork2 at 09:07コウノトリ和歌山