樹々のひかりNo3

「笠の下吹てくれけり土用東風」小林一茶

今朝も紀ノ川には涼しい東風が吹いていました。
久しぶりにカルガモの親子に出会えました。
子供も随分大きくなっています。
土手の草むらではキリギリスが盛んに鳴いています。
夏の盛りに鳴くこの声を聞くとかえって秋が近いのを感じてしまいます。
七月も今日で終わりです。
季節は着実に移っています。
(2016/07/31 和歌山市)















  

「投出した足の先なり雲の峰」一茶










  

「力無きあくび連発日の盛り」虚子

夜明け前、東の窓から入り込んでくる涼しい風で目が覚めました。
遠くの空を見ると紅く染まっています。
あわてて紀ノ川へ出かけました。
日の出までまだ数分ありそうです。
久しぶりにタイムラプス(動画あり)を試してみることにしました。
三脚をセットしてから1時間足らず、
紀の川大堰の上にお日さまが昇ってくるのを眺めていました。
サギ、カワウたちが活動を始めました。
静かな夜明けです。
(2016/07/29 和歌山市)




























  

「草木の土用に人は疲れたり」かな女

風も無く蒸し暑い夜明けでした。
紀ノ川にも川風は吹いていません。
紀の川大堰下流の葦原で賑やかだったオオヨシキリも姿を消しました。
サギの群れだけが目立ちます。
早々に引き上げようと下流に向かって走っていると
目の前の細い茎に1羽の小鳥が。
セッカです。
幼鳥でしょうか、逃げません。
こちらを見つめています。
しばらくお見合いをしたあとフッと消えました。
いつものホオジロには出会えませんでしたが大満足の河原散歩でした。
(2016/07/28 和歌山市)






















  

ニュース和歌山(2016/07/27付)に写真展のことを載せていただきました。
たいへん簡潔に要点をまとめて下さっています。
「コウノトリ写真展」は来月2日(火)まで。
和歌山市役所1階「市民ギャラリー」で。
土日は休み、午前8時半から午後5時15分まで。
(2016/07/27 和歌山市)
  

「あぶら蝉やたらに人が恋ひしうて」山頭火

和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は
生まれ故郷から山を越えて豊岡市に戻ったようです。
「コウノトリ湿地ネット」から
(2016/07/27 和歌山市)













  

「遠雷すふるさとのこひしく」山頭火

昨日から雷鳴も聞える不安定な天候です。
今にも泣きそうな空模様でしたが近くの水田に出かけました。
パラパラと降ってきました。
カルガモ、ケリの元気な姿を見ることができました。
紀ノ川河原ではホオジロが梢の天辺で鳴いています。

和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は
昨日も生まれ故郷の京丹後市久美浜に元気でいました。
ブログ「気ままな久美浜写真日記」に詳しくアップされています。
Mさんいつもありがとうございます。
(2016/07/26)











  

「月見草はらりと宇宙うらがへる」三橋鷹女

涼しい夜明けでした。
紀ノ川の上空は厚い雲が覆っていました。
河原の茂みからはキリギリスの鳴声が聞こえてきます。
暑い中にも虫の声を聞くと季節の移ろいを感じます。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日も生まれ故郷の京丹後市にいました。
『気ままな久美浜写真日記』にアップされています。
いつも詳しい情報を載せていただきありがとうございます。
その「和歌山市のコウノトリ」を写した写真展が
今日から和歌山市役所1階の市民ギャラリーで開かれます。
市役所の中なので庁舎が開いている時しか見ていただけませんが、
市役所や和歌山城にお越しの際はぜひ一度ご覧ください。
8人の観察仲間が写した迫力ある24枚の写真が並んでいます。
会期は8月2日(火)までの1周間です。
(2016/07/25 和歌山市)









  

「何はなくとも手づくりのトマトしたたる」山頭火
写真は弊店の内外です。

和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は生まれ故郷の京丹後市久美浜で目撃されています。
「気ままな久美浜写真日記」に詳しくアップされています。
いつもありがとうございます。
元気に暮らしているようです。











  

和歌山市にコウノトリが飛来・定着してから今秋で丸4年になります。
その「和歌山コウちゃん」J0057(♂)は今年5月の初め和歌山市を離れ、
今は生まれ故郷周辺に落ち着いています。
飛来してからは熱心な観察仲間も増え、
和歌山市に居る間は毎日観察を続けていました。
そこで撮りためたたくさんの写真の中から数枚ずつ出していただいて
「コウノトリ写真展」を開かせていただくことになりました。
場所は和歌山市役所1階、正面入口左にある「市民ギャラリー」です。
昨日観察仲間3人で搬入設置をしてきました。
作品を出していただいたのは8人で、
あわせて24枚の写真を展示しています。
そしてこれまでの簡単な経緯と目撃地図に加えて、
田辺市龍神村に在住の造形作家・溝端秀章さんが
新聞紙で制作された「等身大和歌山コウちゃん」も飾らせていただきました。
この作品は溝端さんが実際に何度もJ0057を観察しながら
4ヶ月かけて創られた迫力ある「コウノトリ」です。
市役所や和歌山城に来られた際にはぜひ一度立ち寄ってご覧ください。

「コウノトリ写真展」
・場所　和歌山市役所1階　市民ギャラリー
・会期　7月25日(月)～8月2日(火)
　　　　(但し土・日・祝日は休み)
・時間　午前8時30分～午後5時15分