2016年07月23日
・・・日傘かな
「鈴の音のかすかにひびく日傘かな」飯田蛇笏
東の空が紅くなっているのに気づき、あわてて夜明け前の紀ノ川に飛んでいきました。
川面から空に向かって紅く染まっていました。
鳥や魚たちも落ち着かない様子です。
ボラが盛んにジャンプしています。
午前5時11分、やっとお日さまが顔を出しました。
すると瞬く間に空の色が白くなっていきます。
1時間あまり空の色が変わっていくのを見つめていました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日、
生まれ故郷の京丹後市久美浜で目撃されました。
ここ数日情報がありませんでしたがやはり豊岡地域から離れていなかったようです。
無事で何よりです。
(2016/07/23 和歌山市)
2016年07月22日
2016年07月21日
炎天に・・・
「炎天に青淵の風ふと立ちぬ」茅舎
西の空を見上げると名残の満月が夜に別れを告げていました。
涼しい北北東の風が紀ノ川を渡ってきます。
午前5時10分すぎ、紀の川大堰の上には薄っすらと雲がかかり、
昇ってきたお日さまを赤く染めています。
その太陽に飛び込むようにミサゴが旋回しています。
フッと大堰の影に隠れました。
輝き始めた川面にしぶきが上がります。
光の輪の中にダイビングしているようです。
ダイナミックな夏の夜明けです。
赤トンボが山から降りてきました。
(2016/07/21 和歌山市)
2016年07月20日
日ざかりの・・・
「日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ」山頭火
日の出の時刻も午前5時を回るようになりました。
梅雨も明け本格的な暑さとなっていますが、
毎日夜明けの様子を観ていると着実に季節は移っているなと感じます。
紀ノ川の河原にはチラホラと赤トンボも舞うようになってきました。
今朝は紀ノ川の支流・鳴滝川河口の水門前にいたアオサギから始まり、
このアオサギで終わりました。
水門から斜めに下っている川底にしっかり立って、
上がってくる魚を待ち構えていました。
盛夏の朝は、お日さまが昇れば早々に退散です。
今朝も青空にかかった白い雲がきれいでした。
(2016/07/20 和歌山市)
2016年07月19日
2016年07月18日
・・・夏の海
「晩年やまだ海のまま夏の海」耕衣
「海の日」の夜明け、河口からおよそ7kmの汽水域に出かけました。
紀の川大堰の下流には風も無く水面は鏡のようになっています。
ここまで遡るとさすがに「潮の香り」はありません。
懐かしい夏の川の匂いにあふれています。
日の出の時刻も午前5時を越えました。
お日さまに合わせるように川面のあちこちでボラがジャンプしています。
どこから飛び出してくるかはわかりません。
今朝は川面を見つめて終わりました。
(2016/07/18 和歌山市)
2016年07月17日
2016年07月16日
空蝉や・・・
「空蝉や迷あらたなる川も在る」耕衣
休耕田のアオサギに見送られて夜明けの紀ノ川に出かけました。
昨日のような青空はありませんでしたが
薄雲が幻想的な空を演出してくれていました。
今朝の目的の一つはケリでした。
観察仲間のきれいな写真に刺激されてその休耕田に出かけました。
十数羽のケリが休んでいました。
そのけたたましい啼き声が想像できないほど愛くるしい表情をしています。
真っ赤な目が印象的です。
ケリを堪能して帰り道、
別の休耕田の畦道にカルガモが8羽ノンビリと休んでいました。
のどかで涼しい早朝の観察散歩です。
(2016/07/16 和歌山市)
2016年07月15日
・・・皆涼し
「このあたり目に見ゆるもの皆涼し」芭蕉
北西の風が涼しさを運んでくれています。
窓から飛んで行く雲が見えました。
あわてて紀ノ川へ。
まだお日さまは昇っていません。
流れる雲が刻々と姿を変えていきます。
雨のあとは空気が澄んでいます。
午前5時14分、薄雲の上にやっとお日さまが顔を出し始めました。
見る間に川面の光の帯が長くなってきます。
久しぶりに気持ちのいい夜明けでした。
(2016/07/15 和歌山市)
2016年07月14日
夏の鴨・・・
「夏の鴨雨たのしんでをりにけり」斉藤利男
今朝もずぶ濡れになるところでした。
ここ数日は「スコール」の歓迎に遭っています。
あまり遠くへ出かけると大変なことになりそうです。
今朝はカルガモが主役でした。
紀の川大堰の上流と下流の護岸にそれぞれ1カップルが休んでいました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は豊岡市三宅で目撃されています。
飛翔するきれいな写真が「stork-field 参」にアップされています。
いつも素晴らしい写真をありがとうございます。
(2016/07/14 和歌山市)