2015年10月31日
・・・青蜜柑

「行龝のなをたのもしや青蜜柑」芭蕉
十月最後の夜明け、紀ノ川から日の出は拝めませんでした。
名残の月も霞んでいました。
今期初めてカンムリカイツブリに出会うことができました。
コウノトリ(J0057&J0050)の消息はまだわかりません。
(2015/10/31 和歌山市)




























2015年10月30日
行秋や・・・

「行秋や糸に吊るして唐辛子」鬼城
薄雲が覆う夜明けの紀ノ川でした。
紀の川大堰を越えて六十谷橋、JR鉄橋まで出かけました。
水道橋からサギとカワウが飛び立つのを観たあとさらに上流へ。
鴨の群れがきれいなV字編隊で西へ向かって飛んでいきます。
その先では名残の月が消えようとしています。
午前6時18分JR和歌山駅発天王寺行き普通列車が鉄橋を通過します。
そのあと天王寺行き快速、新大阪行き特急くろしおと続きます。
きれいに刈り取られた堤防の法面でヒバリが囀っています。
静かな晩秋の紀ノ川散策でした。
コウノトリ(J0057&J0050)の消息は依然として不明です。
(2015/10/30 和歌山市)




















2015年10月29日
快き秋の・・・

「快き秋の日和の匂ひかな」虚子
真っ青な夜明けの空です。
紀の川上空には一点の雲もありませんでした。
昨日のセキレイでしょうか、お日様に向かって飛び出しました。
ミサゴが太陽を突き抜けていきます。
西の空からお月様が消えようとしています。
コウノトリ(J0057&J0050)の消息はわかりません。
(2015/10/29 和歌山市)
















2015年10月28日
秋雨や・・・

「秋雨や一羽烏の帰るそら」青蘿
天気予報通り深夜の雨でした。
夜明け前にはすっかりあがり西の空には名残の満月が輝いていました。
暖かな静かな紀ノ川の夜明けでした。
2羽のコウノトリ(J0057&J0050)の消息はまだわかりません。
(2015/10/28 和歌山市)














2015年10月27日
コウノトリ情報

昨日の午後から周辺では姿を見せなくなった2羽のコウノトリ(J0057&J0050)を探して
和歌山市北部のため池を訪れました。
この池は冬季には必ず飛来してくる大好きな場所です。
夏場いっぱいだった水量も適度に減り、居心地のよさそうな環境になっています。
ちょうど西の空に大きな太陽が沈もうとするころ、水鳥たちは休む準備です。
そのあといつもの堤防で塒の観察をしましたが、
ちょうど東の空からきれいな満月が昇ってきました。
いっしょに月を見ていた観察仲間と
「この塒に留まってくれたら月と絶好のツーショットが撮れるのになあ」と話していました。
今朝は北りの風から強い南風に変わりました。
ひょっとしたらその風に乗って北へ行ったのでしょうか。
(2015/10/27 PM4:28~6:02 和歌山市)









2015年10月27日
・・・秋もゆく秋ぞ

「天広く地ひろく秋もゆく秋ぞ」一茶
昨夜2羽のコウノトリ(J0057、J0050)は
和歌山市船所の塒には戻ってきませんでした。
この時期のパターンです。
目撃情報を待つことにします。
夜明けの紀ノ川は冷たい東北東の風が吹いていました。
ヒドリガモの群れが水面に降ります。
和歌山の冬ももうすぐです。
(2015/10/27 和歌山市)













2015年10月26日
コウノトリ情報

西の空からお日さまが消え、東の空に真ん丸なお月様が昇るころになっても
2羽のコウノトリ(J0057、J0050)の姿はありません。
早朝、J0050のあとを追いかけるように東へ飛んでいったJ0057も
いつもの塒には戻ってきません。
日中、岩出・紀の川市方面に詳しい知人に周辺のため池を探してもらいましたが
まだ水量が多く気配はなかったということです。
気長に待つことにします。
大怪我から回復したJ0050は今朝の力強い飛翔の姿を見ると一安心ですが、
このまま丹波・丹後へ帰ってしまうのはあまりに寂しいことです。
2羽のツーショットがまた見られますように・・・
(2015/10/26 PM5:34 和歌山市船所)



2015年10月26日
2羽のコウノトリ情報

夜明け前、昨日午後5度目の飛来をしたメスのコウノトリ(J0050)の姿を
ハッキリ確認したいと、留まっている電柱の真下に行きました。
オスの「和歌山コウちゃん」J0057はここからおよそ360メートル真東の鉄塔にいます。
今朝は観察仲間も二手に分かれて飛び立ちを見守っていました。
昨夜は暗くなってJ0050の両足の足環がしっかりと確認できていませんでした。
電柱の下に行ったときはまだ一本足でしたが空が白み始めるころ
やっと二本足になってくれました。
間違いありません。
J0050です。
そしてこのやさしそうな顔つき、忘れていません。
翼の大怪我にもめげずよくぞここまでまた飛んできてくれたと、
熱い思いが込みあげてきました。
J0050は午前6時21分すっかり明るくなった東の空に飛び出しました。
あわてて後を追います。
すると上空で大きなクラッタリングの音です。
「和歌山コウちゃん」が執拗にJ0050を追いかけています。
たまらず逃げる彼女。
とうとう鳴滝川を越えて東の方へ飛び去っていきました。
「和歌山コウちゃん」はしばらく電柱で東を眺めていましたが
午前6時26分に後を追うように東へ飛んでいきました。
これからは紀ノ川上流域の岩出、紀の川市方面にも観察範囲を広げる必要があるかも知れません。
(201510/26 AM5:28~6:36 和歌山市船所)







【上 J0057】
【下 J0050】


【前 J0050 後 J0057】






2015年10月25日
2羽のコウノトリ情報!

あわただしい夕方でした。
午後5時19分、観察仲間のFさんから
「今コウちゃんが東の低い鉄塔に留まった」と連絡がありました。
今期初めて西の鉄塔からの塒替えです。
あわてて出かけると今度は高い鉄塔に移ったということで、
コウノトリの顔を撮影できる場所を探してウロウロ。
午後5時30分、やっと撮影を終えて他の観察仲間に東の鉄塔にいることを伝えると
Nさんから「西の鉄塔南の電柱に一羽いるよ」と返事が帰ってきました。
???です。
そこで改めて今撮ったばかりの東の鉄塔の写真を確認をすると
確かに「和歌山コウちゃん」J0057です。
それではもう一羽は???
あわててその電柱に向かいました。
確かに留まっています。
しかし回りは暗くなり、おまけに一本足で休む体勢です。
「わからんなあ」と悩んでいると、Nさんが「ひよっとしたら写っているかもしれん」と
少し前に撮った写真を見せてくれました。
何とJ0050です!(最後の写真)
これまで4度も和歌山市にやってきてはJ0057に追い返されてきたメスです。
どうやら今日の昼過ぎには紀ノ川の上空で2羽が遭遇していたようです。
このメスは今年の夏に京丹後で鹿よけネットに絡まり翼を強く痛めたために
福知山動物園で治療を受けました。
そして回復したために今月2日に開放されたばかりでした。
現地では完全に回復しておらず遠出は難しいのではないかと思われていたそうです。
それが今朝の北風に助けられたとは言え、
日本海から太平洋岸の当地までよく飛んできてくれたものです。
5度目の今回は追い返さずにぜひ仲良くしてほしいと願うばかりです。
(2015/10/25 和歌山市)





2015年10月25日
コウノトリ(J0057)情報

昨夜久しぶりに和歌山市船所の塒に戻ってきたコウノトリ(J0057)は
午前5時55分、金星と木星が並んで光っている東の空に向かって飛び出しました。
深夜の風雨にも関わらずじっと鉄塔の上で耐えたいたようです。
今朝はまったくウォーミングアップをせずに舞い上がりました。
舞い降りた紀ノ川の対岸も強い東風が吹いています。
バックの葦が風に吹かれて大きく揺れています。
コウノトリはその風に乗るように時々ホバリングをしています。
サギたちも集まってきました。
午前10時過ぎの最干潮を待っているようです。
久しぶりにコウノトリのいる夜明けの紀ノ川です。
(2015/10/25 AM5:36~7:15 和歌山市)

























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057