2015年11月17日
コウノトリ(J0057&J0050)&ナベヅル情報

やっと一緒に居るところを観ることができました。
コウノトリ、「和歌山コウちゃん」J0057とメスのJ0050(クミちゃん)です。
午後3時過ぎ強い雨が降りしきる中、買い物に出かけようと紀ノ川堤防を東に走っていると、
右手の浅瀬に白と黒のツートンカラーがチラッと見えました。
あわてて望遠で覗くと、今朝銃声に驚いて逃げたJ0057です。
今朝の場所から数百メートル下流です。
もう少し条件のいい場所を探そうと周辺を回っているうちに見えなくなりました。
仕方なくもう少し上流に向かったところ、今朝居た中洲の下流端に居ました。
雨がどんどん強くなり辺りが白く霞む中、少し眼を離した隙に居なくなりました。
そしてそこから200メートルほど上流に突然現れました。
飛んできたにしては早すぎます。
するとそこへもう一羽が!
やっとカップルのツーショットが観られました。
先月25日に怪我から回復してはるばる和歌山市まで飛んできたJ0050(クミちゃん)。
その後、あまり私たちの目に触れることは無くなっていました。
一昨日、私たちの観察仲間の長老だけが目撃していました。
どうやら二羽ともこの周辺に塒を持っているようです。
うれしくて何枚も写真を撮っていると、少し下流に二羽のナベヅルも佇んでいました。
最高のシーンでした。
ここはやはり保護しなくてはいけない貴重な場所です。
(2015/11/17 PM3:22~4:39 紀ノ川)












2015年11月17日
静寂を破る銃声 逃げるコウノトリ

コウノトリ(J0057&J0050)を求めて紀ノ川中流域の中洲に出かけました。
まだ夜明け前で川面もはっきり見えません。
コウノトリがいるかどうかもわかりません。
午前6時半、やっと東の空が紅く染まるころ西の空からサギとカワウの群れが飛んできました。
そして河原のモズが高い鳴き声をあげ始めた午前6時50分、一発の銃声が河原に響き渡りました。
サギたちが一斉に飛び立ちます。
中州の四方から銃声が聞こえだします。
数匹の白い身体が川面に向かって落下していきます。
なんとも言えない気持ちでサギの行方を追っていましたが、
午前6時56分お日様が昇ったのをきっかけに帰ることにしました。
この時にはその逃げ惑うサギの群れの中にコウノトリが居たとはまったく気がつきませんでした。
帰って写真を編集していて発見、驚きました。
J0057かそれともJ0050かはわかりません。
また別のサギの群れの中にもう一羽いたかどうかもわかりません。
そして特別天然記念物のいる群れの中に発砲する施策の正当性がまったくわかりません。
(2015/11/17 AM5:49~7:13 紀ノ川)












