2015年11月29日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


昨夜も同じ和歌山市北部の塒に戻ってきたという情報を聞き、
コウノトリ観察隊は夜明け前から同じ場所に集合しました。
西の空には名残の月が輝いていますが、
離れた電柱の上に薄っすらと見える二羽のコウノトリ(J0057&J0050)の撮影にはまだ暗すぎます。
これまで三日続けて二羽でこの塒に留まったことはありませんでした。
そして過去2日は東へ飛んでからの行動が全くつかめませんでした。
そこで今朝は観察仲間の一人が紀ノ川堤防の上から飛行方向を見極めようと待機しました。
私たちもできるだけ飛ぶ方向が良くわかる位置に陣取ります。
すると周囲がまだ薄暗い中、午前6時12分に突然西の電柱から黒い影が飛び立ちました。
観察隊はあわててレンズを向けますが暗すぎます。
二羽は目の前の山間で旋回しています。
薄明るくなった北の空をバックにやっと二羽の影だけを撮ることができました。
みんなは必死で行方を凝視します。
しかし今朝は南の紀ノ川方面には行きません。
まっすぐ東に飛んでいきます。
そしてとうとう小さくなって消えてしまいました。
堤防で待機してくれた観察仲間も徒労に終わりました。
いつもの中洲には日曜の静けさだけが満ちていました。
(2015/11/29 AM6:12~6:42 和歌山市)








  

Posted by wakayamastork2 at 09:47コウノトリ和歌山