2016年10月12日
コウノトリ・J0057情報

昨夜明るいうちに和歌山市船所の塒に戻ってきたコウノトリ・J0057は
午前5時43分、白み始めた東の空に向かって飛び出しました。
しかしすぐに降下です。
鳴滝川支流の用水路を見降ろす電柱に留まりました。
ここは彼が4年前に和歌山市に飛来した時から冬期の大切な餌場です。
昨夕もここで採餌したそうです。
午前5時53分、一度用水路に降りましたがすぐに飛び立ちました。
そろそろ散歩の人たちも増えてきました。
そして午前6時ちょうど改めて着水です。
道路から見る限りあまり魚がいるようには見えませんが盛んに追いかけています。
午前6時19分護岸の縁から大きなものを引っ張り始めました。
嘴の長さほどもある大きな鯉です。
格闘すること6分、ついに大きなご馳走を飲み込みました。
【動画あります】
去年まではこのサイズの獲物はすぐに諦めていましたので、
さらに逞しくなったのでしょうか。
お腹がふくれたJ0057は午前6時31分用水路を飛び立ち、
ひとまず堤防道路の信号機の上に留まりました。
そして増えてきた通勤者を見下ろしながら乱れた羽を丁寧に繕ったあと
午前6時46分、南の紀ノ川方面に飛び出しました。
久しぶりに「本来の和歌山コウちゃん」の姿を見たような気がしました。
今朝周囲にはメスのJ0050の気配がなく落ち着いた朝食となったようです。
(2016/10/12 AM5:23~6:47 和歌山市船所)




























