2016年10月09日
コウノトリ情報

今日一日ですっかり空気が秋に変わりました。
夕刻、和歌山市船所から見る西の空の雲はきれいな茜色に染まりました。
しかしきれいに染まる西の鉄塔にコウノトリ・J0057は戻ってきませんでした。
J0050の消息も依然として不明です。
(2016/10/09 和歌山市船所)


2016年10月09日
秋雨や・・・

「秋雨や俵編む日の藁一駄」碧梧桐
未明のうちに南風が北風に変わりました。
冷たい雨が降る夜明けです。
昨夜、コウノトリ・J0057は和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に戻ってきませんでした。
昨日は夜明けに飛び出した後の行動は全く不明です。
一緒に来ていたはずのJ0050の行方もわかっていません。
静かな楠見地区です。
翻って京丹後市久美浜は大賑わいのようです。
この賑やかさを知って二羽とも故郷に帰ったのでしょうか。
『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
(2016/10/09 BURFORD)









2016年10月08日
コウノトリ・J0057情報

季節が戻ったような夜明けの空気でした。
東の空にはどんよりと厚い雲がかかっていました。
何度も北の方角を気にしていたコウノトリ・J0057は午前5時41分、
フッと北西に向かって鉄塔を離れました。
低く飛んでいき住宅の屋根に隠れました。
昨日と同じ用水路に降りたものと思って後を追いましたがいませんでした。
観察仲間が周辺の心当たりを探しますが見つかりません。
消えたようです。
一緒に飛来してきているJ0050の気配はどこにもありません。
京丹後へ帰ったのでしょうか。
その京丹後市久美浜ではコウノトリの飛来がすごいことになっているそうです。
『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
コウノトリ捜索をあきらめて向かった紀ノ川にきれいなお日様が昇ってきました。
少し蒸し暑い「寒露」の和歌山市です。
(2016/10/08 和歌山市)













タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年10月07日
コウノトリ・J0057&J0050情報 part2

17時52分、コウノトリ・J0057が和歌山市船所の塒(高圧鉄塔)に戻ってきました。
激しいクラッタリングをしながらの着塔でしたので、
たぶん近くにメスのJ0050がいたのではないでしょうか。
しかしその姿はわかりませんでした。
周辺の電柱も探しましたが見つかりません。
私は昨日からまだJ0050の姿を観られていません。
どこを塒にしているのでしょうか。
そして今日の日中、二羽はどこにいたのでしょうか。
こんなに大きな鳥が二羽飛んでいるとかなり目立つと思います。
ぜひ目撃情報をお寄せください。
(2016/10/07 17:52 和歌山市船所)




2016年10月07日
コウノトリ・J0057&J0050情報

昨夕5ヵ月ぶりに和歌山市船所に戻ってきたコウノトリ・J0057(和歌山コウちゃん)は
夏の塒にしている住宅街の中の高圧鉄塔で羽を繕いながら夜明けを待ちました。
そして午前5時35分、西へ飛び立ってすぐに舞い降りたのは近くの県営住宅側の用水路です。
さすがに自分のテリトリーの状況はよく知っています。
しかし水嵩が減った用水路にはもう大物はいません。
小さな魚が群れで右往左往しています。
それを追いかけますがどうもスピードについていけない様子で捕らえては逃がします。
そこで泥の中を探り始めました。
すると小さいながらも立派なドジョウを数匹捕らえました。
あまり満腹になりそうにありませんが長旅の疲れを癒す栄養にはなるでしょう。
私は所用で1時間ほどで帰りましたが、気になるもう一羽はその後観察仲間が見つけて確認してくれました。
やはりJ0050(久美ちゃん)でした。
彼女はこの夏何度となく和歌山市に飛来してきていましたが
先月1日に京丹後市久美浜に帰ってからは落ち着いた行動を見せていました。
そして昨日、正午頃にJ0057と一緒にいるところを目撃された後、
およそ1ヵ月ぶりで和歌山市に再度飛来しました。
この後二羽の関係はどうなっていくのでしょうか。
西防埋立地に作った巣は活用するのでしょうか。
そして久美浜に残っているであろう足環なし君との関係はどうなるんでしょうか。
いろんな疑問が出てきて目が離せません。
昨日の久美浜での二羽の様子は『コウノトリ・久美浜日記』で詳しく御覧ください。
(2016/10/07 AM5:31~6:36 和歌山市船所)























2016年10月06日
コウノトリ、5ヶ月ぶりの帰郷

今年5月の初めから生まれ故郷の京丹後市に里帰りしていたコウノトリ・J0057「和歌山こうちゃん」が
今夕、和歌山市船所に5ヶ月ぶりに戻ってきました。
観察仲間の長老が二羽でクラッタリングをしながら上空を旋回しているのを目撃してわかりました。
あわてて周囲を探したところ一羽が「西の鉄塔」に留まっているのを発見。
何とか足環を確認すると間違いなくJ0057でした。
するともう一羽は? 観察仲間と周辺を捜索しましたが暗くなって確認できませんでした。
このことを京丹後のMさんにお知らせしたところ、
今日の正午頃にはJ0050と一緒に仲良く餌を捕っていたと教えていただきました。
するともう一羽はJ0050(久美ちゃん)ということでしょうか?
この2羽、明日はどんな行動をとるのか全くわかりませんが、
激しいクラッタリングをしていたところを見ると、
相変わらずJ0057がこのテリトリーを独り占めしようとしているようにも思えます。
J0050(?)はどんな行動をとるのでしょうか!?
(2016/10/06 17:41~18:05 和歌山市船所)



2016年10月06日
・・・台風通り抜けし跡

「あきらかに台風通り抜けし跡」稲畑汀子
台風もやっと消えてくれました。
能登半島、佐渡を通り過ぎていったようですね。
和歌山市は幸い大きな被害はなかったようです。
しかし夜明け、静寂の戻った紀ノ川に出かけてみて昨日の風の強さを実感しました。
いつも日の出観察のために降りる川岸の木が根元から裂けていました。
強烈な南風が吹き付けたことがわかります。
しかしその痕跡以外は目立った変化は無く、いつもの静かな川面が広がっていました。
ただ雲だけは台風の余波を感じさせてくれました。
ゆるやかな北の風に乗って低い雲がゆっくりと南へ流れていました。
心配された丹後地方のコウノトリも無事だったようです。
『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
(2016/10/06 紀ノ川)





















2016年10月05日
台風の空の・・・

「台風の空のつづきでありにけり」稲畑汀子
台風18号の行方が気になる夜明けです。
幸い和歌山市への直接的な影響は少なそうですが、
進行方面にはコウノトリの定住地がたくさんあります。
J0057が和歌山市に居るときにも何度か台風襲来に遭遇しました。
とても傘がさせないような強風になっても高圧鉄塔の上で耐えている姿を見て、
観察する私たちはたいへん心配しましたが、
もう駄目だという頃にはちゃんと風があまりあたらない近くの畑に避難していました。
そのJ0057は今年5月5日に和歌山市を離れてから今日で丸5ヵ月となりました。
昨日も元気な姿が京丹後市久美浜で見られています。
『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
(2016/10/05 BURFORD)










2016年10月04日
・・・すゝきさむらさき

「あけぼのやますほのすゝきさむらさき」淡路女
台風の動きが気になる夜明けです。
今朝の紀ノ川はまだまだ静かな秋の風情が感じられました。
台風の進路によっては丹後地方の暴風雨が心配になってきます。
コウノトリたちは上手く避難してくれるでしょうか。
昨日の様子は『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
(2016/10/04 紀ノ川)




















2016年10月03日
曼珠沙花あつけらかんと・・・

「曼珠沙花あつけらかんと道の端」漱石
台風の近いことを予感させるような蒸し暑い夜明けでした。
紀ノ川の支流・鳴滝川周辺ではサギたちが群れで餌場を飛び回っていますが、
カラスやトビは単独で周辺を見廻っています。
鳴滝樋門の下にはいつも魚が群れており、主のようなアオサギが一羽いますが、
今朝は珍しくカルガモも上がってきていました。
帰り道、甲高いモズの声が秋を感じさせてくれました。
コウノトリ・J0057「和歌山コウちゃん」は昨日も他の幼鳥たちと一緒に生まれ故郷で元気でした。
『コウノトリ・久美浜日記』をご覧ください。
アップされた写真を見せていただくと、
地元の方たちがコウノトリも住める環境を守ろうと
大変な努力をされているのがよくわかります。
丹後のように和歌山でもたくさんのコウノトリが舞う日を迎えられるのでしょうか。
(2016/10/03 紀ノ川)


























