2016年06月08日

石の香や・・・


石の香や夏草赤く露あつし」芭蕉

今朝は静かな夜明けでした。
雨は降っていなかったものの日中の暑さを予感させるような雲が
紀ノ川を覆っていました。
午前5時4分、雲を破って朝日が昇ってきました。
しかしすぐに再び雲に隠れてしまいました。
紀の川大堰周辺にあんなにたくさん居たサギたちは1羽も見当たりません。
みな田植えが終わった上流の水田地帯に移ったようです。
鳥が少なくなった紀ノ川は寂しいものです。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は豊岡市で元気に暮らしているようです。
コウノトリの郷公園から東の地区で
他のコウノトリと一緒に採餌している姿が目撃されています。
【stork-field参】に詳しくアップされています。
(2016/06/08 和歌山市)











  

Posted by wakayamastork2 at 07:35コウノトリ和歌山

2016年06月07日

五月雨に・・・


五月雨に鶴の足みじかくなれり」芭蕉

今日は旧の5月3日、「夏半ば」といったところでしょうか。
朝から梅雨らしい雨が降っています。
この天候も水鳥たちはうれしそうです。
紀ノ川にはお馴染みの鳥達が顔を揃えていました。
この時期の主役はカルガモでしょうか。
あの10羽の雛たちはその後近くでは見かけません。
楠見中の休耕田にも水が入り、アオサギとカルガモが採餌していました。
去年の今日は、この休耕田や周辺の水田でコウノトリ(J0057)が
サギたちに混じってたくさんの魚を食べていましたが今年は姿がありません。
豊岡市周辺で元気に暮らしています。
やっと他のコウノトリの仲間入りができたようです。
(2016/06/07 和歌山市)
















  

Posted by wakayamastork2 at 09:57コウノトリ和歌山

2016年06月06日

燕の子・・・


燕の子口いつぱいに空を吸ひ」掛井広通

きれいな朝日が紀ノ川を照らしていました。
爽やかな朝です。
周辺の田も昨日が田植えのピークだったようです。
まだ弱々しい早苗がそよ風に揺れています。
ツバメやカルガモが植えられたばかりの田に降りています。
上を見上げると巣立ったばかりのツバメの子供が必死で飛んでいます。
それを心配そうに見守るお母さんツバメ。
新しい生命の季節です。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日も豊岡市で元気に餌を採っていました。
すっかりコウノトリ社会にも馴染んだようです。
きれいな写真が「stork-field参」さんのブログにアップされています。
(2016/06/06 和歌山市)


















  

Posted by wakayamastork2 at 08:01コウノトリ和歌山

2016年06月05日

梅雨ぐもり、・・・


梅雨ぐもり、見たことのある顔がくる」山頭火

近畿地方も梅雨に入った「と、みられる」ようですね。
紀ノ川の上空も見事な「梅雨空」でした。
土手に朝顔や曼陀羅華がしっとりと鮮やかに咲いていました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)が先月
和歌山市を離れてから今日で一ヶ月が過ぎました。
豊岡で元気に暮らしているようです。
久しぶりに懐かしい姿が
湿地ネット(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3856)にアップされています。
(2016/06/05 和歌山市)












  

Posted by wakayamastork2 at 08:38コウノトリ和歌山

2016年06月04日

田植べんたうは・・・


田植べんたうはみんないつしよに草の上で」山頭火

周辺の水田にも水が入り始めました。
この週末は一斉に田植えが行われることでしょう。
その水が井堰を通して入ってくる紀ノ川へ日の出前に行きました。
下り坂の空模様の朝は面白い雲が観られると思い、出かけました。
予想通り、ゆるやかな東の風に流されてくる雲が
刻々と紀ノ川の景色を変えていきます。
午前4時59分、紀の川大堰の向こうにお日さまが顔を出しました。
鳥達も賑やかになってきました。
魚が跳ねます。
風に揺られる葦を必死で掴まえているオオヨシキリが
こちらを見つめていました。
和歌山育ちのコウノトリ(J0057)については
昨日の目撃情報はありません。
(2016/06/04 和歌山市)











  

Posted by wakayamastork2 at 08:02コウノトリ和歌山

2016年06月03日

夏木立・・・


夏木立故郷近くなりにけり」子規

冷たい夜明けでした。
ヒンヤリとした北風が吹いていました。
紀ノ川へ行く途中、ふと水量の増えた用水路を見ると何やら黒い影が。
カワウです。
その向こうにカルガモの親子が見えます。
狭い水路に入ろうとしています。
しばし観察です。
10羽の雛が必死でお母さんのあとを追いかけていきます。
水路に流れ込む排水に集まっています。
【動画あり】
そして流れに乗るように下流に泳いで行きました。
夜明けの紀ノ川は雲ひとつない青空が広がっていました。
オオヨシキリの囀りも一層元気なように聞こえます。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日は豊岡市周辺で目撃されていません。
まもなく和歌山市を離れて一ヶ月になります。
いつ帰ってくるのでしょうか。
(2016/06/03 和歌山市)























  

Posted by wakayamastork2 at 09:45コウノトリ和歌山

2016年06月02日

明易き・・・


明易き鶯聞きぬ二三日」茅舎

ますます日の出の時刻が早くなってきました。
午前4時50分にはもう出ています。
あわてて紀ノ川へ出かけました。
今朝はヒンヤリとした北東の風がふいていました。
一瞬、日本ではなさそうな爽やかさです。
すると対岸の葦原からウグイスの声が流れてきました。
季節が戻ったような不思議な朝です。
昨日カルガモの親子を見かけた用水路は今朝は水が一杯でした。
いよいよこの辺りも田植え本番の季節を迎えたようです。
鳴滝川の上をたくさんのツバメが目にもとまらない速さで飛び交っていました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)の昨日の目撃情報はありません。
(2016/06/02 和歌山市)















  

Posted by wakayamastork2 at 08:58コウノトリ和歌山

2016年06月01日

六月や・・・


六月や白雲色を磨ぎすまし」石鼎

「更衣」の6月に入りました。
と、言っても今ではこの季語はもう幻でしょうか。
今朝はかわいい家族に出会えました。
紀ノ川から周辺の田畑を潤す用水路に
今年もカルガモの親子がいました。
毎年この場所ではコウノトリと人気を二分する季節のアイドルです。
今年はコウノトリは豊岡市に行ったままです。
カルガモ親子の愛らしい姿を楽しみに散歩をする人も多く観られます。
今年は10羽の雛が孵ったようです。
コウノトリ(J0057)は昨日も豊岡市のコウノトリの郷公園で目撃されています。
元気で何よりです。
(2016/06/01 和歌山市)













  

Posted by wakayamastork2 at 10:22コウノトリ和歌山