2016年05月11日
コウノトリ(J0057)情報

深夜の暴風雨もやっと収まりました。
しかし夜明け前はまだまだ雨脚も強く、紀ノ川散策は中止しました。
写真は弊店の周辺の草花です。









今月5日から和歌山市を離れているコウノトリ(J0057)の消息がわかりました。
【コウノトリ湿地ネット】に詳しくアップされています。
豊岡市でJ0097、J0051とともに行動しているようです。
特にJ0051のあとを追いかけているとあります。
このコウノトリはJ0057より一月余り早く生れたメスです。
J0051は2014年3月に豊岡市から韓国へ飛んでいき、
一時北朝鮮に渡るなどその活動が注目されていましたが
再び韓国に戻り、そのあと豊岡市に帰ってきています。
そのメス(韓国名:Bongsuni ポンスニ・・・可愛い娘)のあとを追いかけていると聞き、
ひよっとすれば「和歌山コウちゃん」も国際交流の一躍を担うことになるのかなと
気の早い考えも巡ってきます。
ともあれ元気に仲間のコウノトリたちと一緒に暮らしているというのは
大変うれしいことです。



タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月10日
・・・ひそと降りいでし

「雨意やがて新樹にひそと降りいでし」草城
夜明け前の紀ノ川はまだ雨は降りだしていませんでした。
紀の川大堰の放水口からは大量の水が吐出されていました。
放水口から流れてくる小魚を狙ってサギたちが群れています。
葦原ではオオヨシキリがますます甲高い声を上げています。
【動画あり】
コウノトリ(J0057)の消息はわかりません。
(2016/05/10 和歌山市)














2016年05月09日
2016年05月08日
・・・母の日傘のなかにある

「母の日が母の日傘のなかにある」有馬朗人
再び和歌山市を離れているコウノトリ(J0057)は
昨日豊岡市内で元気に採餌していることが湿地ネットの情報でわかりました。
(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3806)
ほかのコウノトリたちと一緒にいる姿が撮られています。
安心しました。
J0057は和歌山市に飛来して3年半、住宅街を塒にしながら概ね1羽で暮らしてきました。
住民にとっては身近にコウノトリが居るという他所では得難い経験をさせてもらっていますが、
あまりにも人と接触しすぎることによって、
カップルで次の世代に繋ぐという次のステップには踏み出せていません。
これについてはコウノトリには何の非もありません。
同じ地域に住む住人の問題です。
一旦日本から姿を消したコウノトリが野生復帰した今、
改めて「野鳥・コウノトリ」に対する人の対応方法を考える時期かもしれません。
「コウノトリが教えてくれるもの」それはたくさんあります。
コウノトリ飛来地に住む私達の住む地域の素晴らしさと危うさを再認識したいと思います。
"母の日"の夜明け、紀ノ川にて。
(2016/05/08 和歌山市)
















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月07日
囀の高まり・・・

「囀の高まり終り静まりぬ」虚子
昨夜豊岡からコウノトリ(J0057)が
兵庫県立コウノトリの郷公園に来ているとの情報をもらいました。
今月2日に2週間ぶりに和歌山市に戻ってきていましたが、
5日には姿が見えなくなっていました。
頻繁に和歌山市と豊岡市の間を往復しています。
両市の間は直線距離にしておよそ155kmもあります。
驚くべき飛翔力です。
そんなことを思いながら早朝の紀の川に出かけてきました。
今朝はヒバリと対話ができました。
【動画でお聞きください】
(2016/05/07 和歌山市)
















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月06日
・・・山や夏に入る

「道のべにはじまる山や夏に入る」高野素十
一昨日2週間ぶりに和歌山市に戻ってきたコウノトリ(J0057)は
昨夜いつもの塒に戻ってきませんでした。
昨日の朝は慣れた用水路周辺で過ごしていましたが、
その後の行動は不明です。
再び豊岡方面に行ったのでしょうか。
コウノトリのいない朝は紀ノ川の河原です。
立夏もすぎ本格的な啼き声が期待できるオオヨシキリに会いに出かけました。
紀の川大堰下流の葦原はオオヨシキリの声で溢れていました。
しかし姿はなかなか現してくれません。
やっとの思いで一度だけ観ることができました。
【啼き声を動画でお聞きください】
(2016/05/06 和歌山市)













2016年05月05日
コウノトリ(J0057)情報

「歳時記を愛して夏に入りゆけり」誓子
昨夜、今季初めて夏の塒(西の鉄塔)に留まった
和歌山市定住のコウノトリ(J0057)は快晴の今朝も元気に飛び立ちました。
午前4時49分と「立夏」らしい早さです。
これからますます早くなってくるでしょう。
9人の「早起き」観察隊が見守るなか飛び出したコウノトリは
一旦北の電柱に留まりましたが、
2羽のカラスの執拗な威嚇に参ったのかすぐに下の用水路に降りました。
ここには餌はなさそうです。
カルガモの夫婦が仲良く朝食中でした。
コウノトリはすぐに飛び出してすぐ側の用水路へ。
しかしここにも餌はありません。鳴滝川を越えました。
行き先はこのところ主な餌場にしている団地の中の用水路です。
到着すると先客のアオサギがコウノトリを威嚇しています。
ここでも小さな魚を数匹捕らえただけですぐに飛び上がりました。
本格的に用水と一緒に魚が流れ込んでくる時期を探っているようです。
このあと道路に飛び上がったり近くの電柱に留まったりと、
まるでこの団地の住人のような振る舞いでした。
【この間の動画あり】
(2016/05/05 AM4:46~6:23 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月04日
コウノトリ(J0057)情報

コウノトリ(J0057)が午後7時7分、
和歌山市船所の夏の塒「西の鉄塔」に帰ってきました。
今季初めての塒入りです。
もう間もなくこの近くの用水路や水田にも水が入り、
餌が豊富になってくるのをよく知っています。
(2016/05/04 和歌山市)
タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月04日
コウノトリ(J0057)情報

午前4時50分すぎに和歌山市船所の低い塒を飛び立ったコウノトリ(J0057)は
スッと西へ消えました。
巣のある西防埋立地の方向かと、紀の国大橋まで出かけました。
ちょうど昇ってきた朝日を眺めていると観察仲間から
近くの用水路に居るとの連絡が。
あわてて団地側の用水路に出かけました。
休日の早朝とあって団地は静かです。
その中を流れる水量の減った用水路でコウノトリは一生懸命朝食を探しています。
上から眺めただけではとても魚が居るとは思えませんが、
大きな嘴で器用に魚を捕らえます。
今朝は大物を含めて数匹捕らえました。
水量が少ないために底の藻もいっしょに咥えてしまいますが、
長い舌で器用に藻を吐き出します。
朝日がコウノトリの白い身体を照らすころ、用水路から飛び立ちました。
そして近くの民家の屋根に留まって念入りに翼と嘴の手入れです。
すると満腹になって気持ちが良くなったと見えて瞼を閉じて休み始めました。
観ているこちらまでウトウトする表情でした。
(206/05/04 AM4:55~6:52 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年05月03日
コウノトリ(J0057)情報

「戦中派戦後派憲法記念の日」稲畑汀子
昨夜2週間ぶりに和歌山市に戻ってきたコウノトリ(J0057)は、
ようやく明るみ始めた東の空を眺めていました。
今朝は久しぶりの塒離れの観察とあって
観察仲間もいつにもまして早くからの待機でした。
午前5時前には全員集合していましたが、
飛び立ったのは午前5時26分でした。
そしてそのまま遠くには行かずに降りた模様です。
近くの団地の電柱に留まっていました。
数羽のサギが近くにいます。
午前5時35分、一旦団地の屋根に降りたあと下の用水路に。
久しぶりの採餌場所です。
ここにはもう大物はいない様子です。
比較的小ぶりの魚を数匹食べました。
今朝は採餌よりは水を飲む姿が何度も観られました。
昨日の長旅でよほど喉が渇いたのでしょうか。
和歌山市に暴風警報が発令されたこともあるのか、
今朝はすぐには遠くへ行かずに近くに飛んで行っては休んでいました。
時々、嘴を大きく開ける仕草を見せていましたが、
近くに彼女でも連れて来ているのでしようか。
西防埋立地の巣も気がかりなはずなんですが・・・
【動画あり】
(2016/05/03 AM4:54~6:48 和歌山市)





























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057