2016年05月08日
・・・母の日傘のなかにある

「母の日が母の日傘のなかにある」有馬朗人
再び和歌山市を離れているコウノトリ(J0057)は
昨日豊岡市内で元気に採餌していることが湿地ネットの情報でわかりました。
(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3806)
ほかのコウノトリたちと一緒にいる姿が撮られています。
安心しました。
J0057は和歌山市に飛来して3年半、住宅街を塒にしながら概ね1羽で暮らしてきました。
住民にとっては身近にコウノトリが居るという他所では得難い経験をさせてもらっていますが、
あまりにも人と接触しすぎることによって、
カップルで次の世代に繋ぐという次のステップには踏み出せていません。
これについてはコウノトリには何の非もありません。
同じ地域に住む住人の問題です。
一旦日本から姿を消したコウノトリが野生復帰した今、
改めて「野鳥・コウノトリ」に対する人の対応方法を考える時期かもしれません。
「コウノトリが教えてくれるもの」それはたくさんあります。
コウノトリ飛来地に住む私達の住む地域の素晴らしさと危うさを再認識したいと思います。
"母の日"の夜明け、紀ノ川にて。
(2016/05/08 和歌山市)















