2016年05月21日
・・・夏雲雀

「原つぱに境界のなし夏雲雀」村田岳洋
夏らしい夜明けでした。
日中は暑くなりそうだということですが、紀ノ川の朝は爽やかです。
大堰下流のフェンスでヒバリが囀っています。
そしてもう少し下流の葦原ではオオヨシキリたちが大きな声で会話をしています。
この二種に比べるとホオジロの囀りは可愛いものです。
河原の地生えの梅の木に大きな実が成っていました。
ウォーキングの人たちは気がついているでしょうか。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)はまだ戻ってきません。
(2016/05/21 和歌山市)





















2016年05月20日
小満の水を湛へて・・・

「小満の水を湛へて千枚田」石川寿夫
今日は万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めるという「小満」です。
各地ではすでに田植えが始まっていますが、和歌山市ではもう少し後になりそうです。
総延長136kmにおよぶ流域の水田を潤す紀ノ川の水も用水路に流れこむ日を待っています。
その川の上空は一面雲が覆っていました。
今朝は日の出が期待できないということで紀の川大堰を越えて対岸に行ってみました。
また違った景色が見えましたが鳥の姿はありません。
こちらに戻りいつもの葦原に向かいました。
オオヨシキリが迎えてくれました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は
昨日は豊岡市のコウノトリの郷公園で目撃されています。
湿地ネットの目撃情報(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3828)から。
今月5日に和歌山市を離れてから2週間あまりになりました。
こちらの用水路に水が流れ込む日を待っているのでしょうか。
(2016/05/20 和歌山市)














2016年05月19日
・・・薄暑かな

「ものわすれわらふほかなき薄暑かな」万太郎
気持ちのいい紀ノ川の夜明けでした。
川面を渡ってくる東北東の風はまだヒンヤリとしています。
今朝も顔なじみの鳥たちに出会えました。
カルガモ、ホオジロ、セッカ、イソシギ、チュウシャクシギ、
アオサギ、オオヨシキリ、ヒバリ、ハト、イソヒヨドリたちです。
遠くにはカワウたちもいました。
そしてFedExの飛行機も機影を輝かせながら南西に飛んでいきました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)の消息はここ2日間はわかりません。
豊岡市から移動したのでしょうか。
(2016/05/19 和歌山市)





























2016年05月18日
・・・初雲雀

「わが背丈以上は空や初雲雀」中村草田男
今朝はヒンヤリとした紀ノ川でした。
晴天です。
こんな日は鳥達もうれしそうです。
カルガモとトンビが仲良く座っているところに出くわしました。
ヒバリの朝のウォーミングアップも観ることができました。
イソヒヨドリも光っていました。
コウノトリ(J0057)が和歌山市を離れてから今日で2週間になります。
豊岡市での昨日の情報はわかりません。
(2016/05/18 和歌山市)



























2016年05月17日
葭切や・・・

「葭切や揺れつつも鳴く葭のさき」秋櫻子
夜の雨もあがり空気が入れ替わりました。
夜明けの紀ノ川には冷たい北風が吹いていました。
紀の川大堰からは上流に降った雨が勢い良く流れ落ちています。
下流の葦原にオオヨシキリの元気な声が戻りました。
そこから少し下流の護岸に1羽のイソシギがいました。
そしてすぐ側に倍ほどもある大きなチュウシャクシギが餌を探していました。
しばらく護岸を行ったり来たりしていましたが
突然岩陰から一匹の蟹を咥え上げました。
飲み込みましたが喉に引っ掛かったようです。
苦しそうに一度吐き出して食べ直しました。
そして何ともなかったように歩いて行きました。
このほかにムクドリ、セッカなども近くに寄ってきてくれました。
小雨まじりの曇り空のもと警戒心を抱かせなかったからでしょうか。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は
昨日も仲間たちと元気に豊岡市の水田で採餌をしていたようです。
コウノトリ湿地ネット(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3824)に
詳しくアップされています。
(2016/05/17 和歌山市)





















2016年05月16日
夏の朝・・・

「夏の朝空より象が降りてくる」平井照敏
予報通りの蒸し暑い夜明けでした。
南風が吹くこんな朝は面白い雲が観られそうと、
夜明け前の紀ノ川に出かけました。
午前5時になってもお日さまがハッキリしません。
流れる雲に薄く隠れています。
ようやく5分過ぎ川面に朝陽が映ってきました。
見飽きることがありません。
こんな日は鳥達も活動を控えるのでしょうか、あまり多くは観られません。
しかし雲が作る光のマジックを堪能できた朝でした。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日も豊岡市で、
ほかの仲間たちと一緒に元気で過ごしていたようです。
コウノトリ湿地ネット(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3823)をご覧ください。
(2016/05/16 和歌山市)


















2016年05月15日
初夏や・・・

「初夏や人は水飲み馬は草喰み」山頭火
夏の夜明けは清々しいものです。
コウノトリのおかげで昇るお日さまを拝む習慣がつきました。
午前5時をまわってやっと紀の川大堰越しに見える山の端に顔を出し始めました。
瞬く間に昇ってきます。
今日は日曜とあって釣り人が竿を出しています。
ホオジロの幼鳥がじっとこちらを見つめてくれました。
コウノトリ(J0057)は昨日も元気に豊岡市出石町でいたようです。
コウノトリ湿地ネットに詳しく紹介されています。
http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3819
目撃情報によると、地元の小坂小学校前の巣塔北の
代掻き中の田んぼで採餌していたそうです。
あちらはもう田植えの準備が始まっているようですね。
和歌山市の水田にはまだ水が入っていません。
コウノトリのおかげで各地方の違いがよくわかります。
(2016/05/15 和歌山市)












2016年05月14日
花いばら・・・

「花いばら ここの土とならうよ」山頭火
夏の鳥達に会いに薄曇りの紀ノ川へ出かけました。
午前5時5分すぎ紀の川大堰の上に紅い太陽が昇ってきました。
顔なじみの鳥達がさえずり始めました。
今朝はオオヨシキリ、ホオジロに加えてセッカの囀りを撮ることができました。
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日も豊岡市で元気だったようです。
うれしいことです。
コウノトリ湿地ネット(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3818)に
詳しくアップされています。
(2016/05/14 和歌山市)


















2016年05月13日
群青の・・・

「群青の甍の映ゆる夏の朝」花島陽子
和歌山の日の出時刻もとうとう午前5時を切りました。
コウノトリのいない朝は無理をしないでおこうと、
ゆっくり出かけるとお日さまはすでに高く上がっていました。
空は真っ青です。
まさに群青色です。
鳥達もうれしそうです。
オオヨシキリが大きな口を開けて必死で囀っています。
鳥、川面、橋、空、花、清々しい初夏の朝です。
コウノトリ(J0057)は豊岡市で元気なようです。
(2016/05/13 和歌山市)



















2016年05月12日
コウノトリ(J0057)情報

「日に射られ眠気を覚ます夏の朝」菊地崇之
和歌山市育ちのコウノトリ(J0057)は昨日も豊岡市で元気に飛び回っていたようです。
コウノトリ湿地ネットのブログに詳しく出ています。
(http://wac-s.net/modules/hachi560/details.php?bid=3813)
多数飛び回っているコウノトリを個体別にリポートしてくれていて、
それぞれの行動が大変わかりやすくありがたいです。
「和歌山コウちゃん」もやっとコウノトリ社会に溶け込めたのでしょうか。
そんなことを思いながらきれいな日の出を求めて夜明け前の紀ノ川へ出かけてきました。
やはり期待通りの素晴らしいお日さまを拝むことができました。
そしてたくさんの鳥達と一緒に朝陽をいっぱい浴びてきました。
【タイムラプス動画あり】
(2016/05/12 和歌山市)





















