2016年02月09日
夕暮れの紀ノ川

先月末、コウノトリ・ペアのうちメスのJ0050が京丹後市に行ったあと、
一昨日からオスのJ0057も周辺から姿を消したので
観察隊も開店休業が続いています。
しかし他のたくさんの鳥達はかわいい姿を見せてくれています。
そのうちの一つ、昨日観察仲間から目撃情報を得たナベヅルを確認するために
久しぶりに夕方の紀ノ川に出かけました。
すると対岸の上空を東から12羽の群れが飛んできました。
そしてすぐに下流の茂みに降りて行きました。
昨日の情報では16羽いたそうです。
今週金曜日までは寒い日々が続きますが土曜には一旦暖かくなりそうです。
その頃に旅立つのでしょうか。
(2016/02/09 和歌山市)



2016年02月07日
コウノトリ(J0057)情報

「春寒しおもひもよらぬことにあひ」万太郎
時々霙混じりの雨が降る冷たい夜明けでした。
昨夜も和歌山市船所の塒で休んだコウノトリ(J0057)は午前6時51分、
カラスの威嚇にせかされるように曇り空に向かって飛び出しました。
そしてぐるっと北から西へ旋回して鳴滝川堤防を越して降りました。
日曜とあって数も膨らんだ観察隊のメンバーが探しに行きました。
すると近くの畑に降りていました。
最初は側の用水路を気にしていましたが、
そのうちに畑の脇にある自動販売機が気になったようです。
突然自販機の上に飛び上がりました。
そしてケースの中の容器を気にし始めました。
しばらく嘴で探っていましたが諦めて飛び立ちました。
CityBoyの面目躍如です。
時々フッと空を見上げる仕草を見ると、
最近まで一緒にいたJ0050(クミちゃん)のことを考えているのでは?と、
思うのは私達観察仲間だけでしょうか。
(2016/02/07 AM6:24~7:18 和歌山市)
























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年02月06日
コウノトリ(J0057)情報

「はるあさきやまのはしゐのさむしろにむかひのみねのかげのよりくる」八一
先月29日に相方(J0050)に去られたオスのコウノトリ(J0057)は翌日から、
それまで冬場には必ず戻ってきていた和歌山市船所の「東の鉄塔」で
休むようになっています。
今朝も午前6時40分になんの前触れもなく鉄塔を飛び出し、
すぐ近くの電柱に留まりました。
そして声にならない「ひと声」を空に向かってあげたあと再び飛び出しました。
今度は用水路近くの電柱です。
そして下の用水路に降り、やっと朝食です。
しかしここには大物はもういません。
小さいものを数匹食べたと思うと突然飛び出しました。
そして塒の南にある低い鉄塔に留まり直しました。
私の観察はここまでですが、ほかの観察仲間によりますと
このあと周辺の用水路を巡ったあと北部のため池に飛んでいったそうです。
これまで3ヶ月あまりずっと2羽でいた姿を見ている私達観察仲間にとっては
何とも寂しい朝の「和歌山コウちゃん」です。
(2016/02/06 AM6:28~7:18 和歌山市)




























2016年02月05日
コウノトリ(J0057&J0050)情報

先月29日の朝に目撃したのを最後に消息がわからなくなっていた
コウノトリ・ペアのメス(J0050)「クミちゃん」が京丹後市に戻っていることが昨日午後わかりました。
J0057「和歌山コウちゃん」の生まれ故郷である京丹後市久美浜でいるところを
コウノトリネット京丹後の皆さんが確認してくれました。(一枚目の写真。ネットのFB『明日への絆』から拝借)
去年大怪我から復帰したJ0050は10月25日の夕方にJ0057と一緒に5度目の和歌山市入りをして以来、
先日まで2羽で仲の良い姿を見せてくれていました。
それがきっかけかどうかわかりませんがJ0057は、
これまで3年間は冬季の塒であった和歌山市船所の「東の鉄塔」に帰るようになっていました。
今朝もその鉄塔から午前6時45分に西へ向かって飛び立ちました。
そして観察仲間がよく行く用水路下流の周辺を探しましたが見つけられませんでした。
恋の成就はなかなか難しいものですね。
(2016/02/05 AM6:39~7:13 和歌山市)










2016年02月04日
コウノトリ(J0057&J0050)情報

「はる立や新年ふるき米五升」芭蕉
和歌山市に定住しているコウノトリペア(J0057&J0050)のうち
オスのJ0057(和歌山コウちゃん)は
今日午後5時半過ぎに和歌山市船所の塒にしている「東の鉄塔」に戻ってきました。
今朝もこの鉄塔から飛び出して楠見地区の餌場をめぐていました。
写真は朝の様子です。
午前6時52分に飛び立ったあとはまっすぐ西へ向かい、
最近よく目撃されている用水路に降りました。
ここには先客のサギたちが群れており手強い)競争相手です。
メスのJ0050(クミちゃん)の消息は今日もわかりませんでした。
これまでもこの楠見地区のテリトリーには他のコウノトリを入れさせませんでした。
ただしJ0050だけは違ったと思っていたのですが。
(2016/02/04 AM6:26~7:30 和歌山市)




















2016年02月03日
コウノトリ(J0057&J0050)情報

コウノトリ・J0057(和歌山コウちゃん)が先月末以来、
3日ぶりに和歌山市船所の東の鉄塔に戻ってきました。
下を通りかかった観察仲間が見つけてくれました。
ペアのJ0050(クミちゃん)の消息はまだわかりません。
2016年02月03日
・・・節分の月がまうへに

「さそはれてまゐる節分の月がまうへに」山頭火
節分の夜明けは静かでした。
コウノトリペア(J0057&J0050)の気配は周辺にはありません。
紀の川も静かでした。
(2016/02/03 和歌山市)



2016年02月02日
春隣・・・

「春隣水は明日へ流れゆく」稲畑廣太郎
和歌山市に定住しているコウノトリのペア(J0057&J0050)は
昨日一日周辺の目撃情報はありませんでした。
それでも念の為に観察仲間が手分けして探します。
私も日課となった夜明け前の塒巡りです。
主な塒にはいませんでした。
そこで紀の川へ。
紀の川河原には一足早く春の兆しが感じられました。
ウグイスやヒバリの鳴き声が聞こえます。
そして4羽のナベヅルがいました。
幼鳥が混じっていますので二日前に観察仲間が目撃した家族のようです。
午前7時3分、周囲を警戒しながら河原を飛び立ちました。
そしてそのまま川を越えて北の方角へ飛んでいきました。
今朝はいろんな鳥達に出会えましたがコウノトリには会えませんでした。
(2016/02/02 和歌山市)




















2016年02月01日
・・・風の二月かな

「眠れねば香きく風の二月かな」水巴
2月初めの夜明け、冷たい雨が降っていました。
それほどでもないと思い小雨のなかコウノトリのペア(J0057&J0050)を探して
和歌山市北部の里山へ出かけました。
昨夜の塒入りの情報はありませんでしたので、
これまでの立ち寄り場所を巡りました。
しかし徐々に雨が強くなってきたので、これまでと思いあわてて戻ってきました。
ペアはどこかで雨宿りをしていることでしょう。
(2016/02/01 和歌山市)

