2016年12月15日
コウノトリ・J0057情報

今月10日の午後から行方がわからなくなっていたコウノトリのJ0057が
四日ぶりに和歌山市船所の塒に戻ってきました。
今日の午後、岩出市に住む方から、
午後1時半ごろ根来寺のほうから飛んできた一羽のコウノトリが
紀泉台のグラウンド側の電柱に留まったが、
しばらくして西へ飛んだとの貴重な情報をいただきました。
この辺りは以前にも複数回目撃されています。
ひよっとしたらこちらへ来るかと思っていると午後4時23分、
弊店の窓から見える電柱にヒョイと留まりました。
夕陽に輝いていました。
そしてあたりも暗くなった午後5時15分、
いつもの和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に大きなクラッタリングをしながら戻ってきました。
【動画あります】
塒から岩出市の目撃地まではおよそ10kmで
和泉山脈を越えた岬町淡輪との距離とそんなに変わりません。
こんな風に川沿いに飛びながら時として山を越えながら行き来してるのを見ると、
コウノトリのふるさと兵庫県豊岡市と京都府京丹後市との行き来を思い出します。
ペアの彼女・J0050の消息は依然としてわかりません。
(2016/12/14 和歌山市船所)







2016年12月13日
雨のシーサイドロードを行く

先日までコウノトリのペア(J0057&J0050)がいた大阪府泉南郡岬町を訪ねました。
主な餌場となっていた淡輪の宇土墓古墳の堀は修復工事が進み、
これまで採餌していた辺りまで工事用の通路が延びていました。
たぶんこの餌場は諦めたのでしょうね。
このあとこれまで行かなかった海沿いを巡ることにしました。
南海電鉄淡輪駅から西に行くとすぐに海岸です。
目の前の大阪湾は雨で煙り遠くは見通せません。
東には和泉山脈の山並みが薄っすらと、そして南に目をやると
私たち和歌山市民にとっても大変馴染み深いみさき公園の観覧車が見えます。
この海岸通りを通って和歌山市まで帰ることにしました。
このルートは以前は無かったように思います。
途中の岩場でウミウ?(カワウかもしれません。判別が難しいです)が羽を休めていました。
海と山の繋がりを改めて思い知った素敵なシーサイドロードでした。
しかしコウノトリの姿は見ることができませんでした。
(2016/12/13 大阪府泉南郡岬町)









2016年12月13日
冬の雨・・・

「冬の雨火箸をもして遊びけり」一茶
深夜から冷たい雨が降り出しました。
今日は一日こんな空模様のようです。
弊店の定休日、晴れていれば勇んでコウノトリ観察に出かけるところですが、
数日前から彼女・J0050が一昨日からJ0057の消息がわからなくなっています。
紀ノ川を遡ろうか、和泉山脈を越えて大阪府泉南郡岬町まで行くか迷うところですが、
昨日岬町淡輪に関して観察仲間から貴重な情報を得ていました。
二羽は先日からずっと淡輪の宇土墓古墳「御陵さん」の堀で採餌していましたが、
飛来当初にたくさんの巣材を運んでいたのが目撃されました。
その時に巣材をどこまで運んだのかが不明でしたが
私たちはおそらく御陵さんの東の山すそに行ったのではないかと思っていました。
しかし昨日の情報では反対の方角、御陵さんの西にあたる
海に近い住宅地の電柱に運んでいたことが判明しました。
地図で確認すると和歌山市の塒周辺のように住宅街の真ん中です。
やはり「和歌山コウちゃん」J0057は住宅地が好きなのでしょうか。
(2016/12/13 BURFORD)





2016年12月11日
・・・寒哉

「鳥の羽のひさしにさはる寒哉」一茶
冷たい紀ノ川の夜明けでした。
指先がしびれてくるなか日の出を待ちました。
ミサゴのダイブを撮ろうと頑張りましたがまだ少し暗かったようです。
コウノトリ・J0057は昨夜はいつもの塒(和歌山市船所の西の鉄塔)に戻ってきませんでした。
メスのJ0050の行方もわかりません。
仲良く二羽でいることだろうと思いますが・・・。
(2016/12/11 紀ノ川)






2016年12月10日
コウノトリ・J0057の夜明け

久しぶりに地域の風景に溶け込んだコウノトリ・J0057は
東の空が明るくなってきた午前6時42分、
一羽のカラスに急かれるように北へ向かって飛び立ちました。
今朝も低く飛んでいきます。
近くを探しました。
県営団地北の電柱に留まっていました。
下の用水路に降りるつもりでしょうか。
どうやらここには獲物がないと分かっているようです。
アオサギが留まっているすぐ側の屋根に飛び移りました。
そして再び飛び出して鳴滝川を越えました。
向かうのは昨日もドジョウやフナを食べた用水路です。
まだここには朝食がありそうです。
【動画あります】
ペアのJ0050の消息は不明です。
近くに居るような気がするのですが。
(2016/12/10 AM6:09~7:21 和歌山市)



















タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月09日
コウノトリ・J0057情報

昨日の夕方から消息がわからなくなっていたコウノトリ・J0057が
今日午後5時8分に和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に戻ってきました。
(2016/12/09 和歌山市)


タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月09日
・・・水鳥の水

「をりをり羽ばたく水鳥の水」山頭火
東から南、西とめまぐるしく変わる風の向きです。
それほど強くはありませんが紀ノ川の上空には厚い雲が覆っていました。
そしてその隙間から朝日が一瞬顔を出しました。
カモたちが羽の手入れに一所懸命です。
暖かさそうな羽毛に包まれたイソヒヨドリの幼鳥がこちらをジッと見つめていました。
コウノトリ・J0057は昨夜は和歌山市船所のいつもの塒には戻ってきませんでした。
J0050の消息もわかりません。
先日来定着していた大阪府泉南郡岬町周辺の目撃情報もありません。
このペアはどこに行ったのでしょうか。
(2016/12/09 紀ノ川)














2016年12月08日
コウノトリ・J0057情報

昨日、和泉山脈を二度も越えてきたコウノトリ・J0057は
今朝もすっかり夜が明けた午前6時36分に東へ向かって塒を飛び出しました。
前日と同じように北へ向かって山を越えるかと思っていましたが予想が外れました。
そして近くの用水路に降りました。
ここは彼が飛来した当初からの餌場です。
時刻はちょうど通勤ラッシュになってきました。
時々上の道路を通る車に気をとられながら魚を探しますが、
水門の工事の影響なのかあまり獲物はいないようです。
しばらく探していましたが午前7時10分に飛び立ちました。
そして鳴滝川東の電柱に留まったあとさらに東の用水路に降りました。
【動画あります】
ここも獲物は居るようには見えませんでしたが器用に深みからフナやドジョウを銜えてきます。
勝手知ったる餌場です。
さて彼女・J0050はどこにいるのでしょうか。
まだ淡輪でしょうか、それとも案外近くにいるのでしょうか。
(2016/12/08 AM6:05~7:24 和歌山市)




























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月07日
コウノトリ、府県境を跨ぐ

なんとも驚きの一日でした。
まだ暗い午前6時過ぎに和歌山市船所の塒を飛び立ったコウノトリ・J0057は
まっすぐ北へ向かい和泉山脈を越えてメス・J0050の待つ大阪府泉南郡岬町淡輪に飛んでいきました。
このあたりの状況は【活き活きin岬町】に詳しくアップされています。
そして明日の夜明けは再度淡輪訪問かと思っていたら、午後になって
周辺に戻ってきているとの情報が飛び込んできました。
J0057単独のようです。
そして日が沈みまだ明るい午後5時2分、いつもの塒(西の鉄塔)にクラッタリングしながら留まりました。
【動画あります】
そしてしばらく半月に照らされながら羽繕いをしたあと左脚を胸の中に折りたたみ休む体勢に入りました。
それにしても驚きの「府県境またぎ」です。
彼女・J0050はどこなんでしょうか?
(2016/12/06 PM5:02 和歌山市船所)







タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月07日
コウノトリ・J0057&J0050、再び山を越える

コウノトリのペア(J0057&J0050)は先月6日に和歌山市の塒を離れたあと
中旬から和泉山脈を越えた大阪府泉南郡岬町淡輪に一昨日(12/5)まで定着していました。
そして昨日一ヶ月ぶりに和歌山市船所に戻ってきましたが、
昨日のうちにJ0050は姿を消し、J0057だけが和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に留まっていました。
そのJ0057は朝まだ暗い今日の午前6時20分にウォーミングアップもせずに鉄塔を飛び出しました。
暗くて撮れません。
まっすぐ北へ飛んでいきます。
久しぶりに観察隊揃っての追いかけでしたが周辺の心当たりにはいませんでした。
ひよっとしたらと思いながら帰宅すると豊岡の湿地ネットから情報が。
岬町から二羽戻っていると連絡があったとのこと。
はやりそうでした。
おそらく昨日二羽揃って和歌山市のテリトリーに姿を見せたあとJ0050だけが再び和泉山脈を越えて
淡輪に戻っていったと思われます。
そして今朝、オス・J0057がこちらも山を越えてメス・J0050の待つ淡輪に戻ったのでしょう。
和歌山市周辺に居たこの二日間、どこで居たのでしょうか。
親密度がこれまでになく高まっているこの間の二羽の行動を考えると
巣作りの適地を探しているのではないでしょうか。
その候補地のひとつがかつて巣材まで運んでいた西防埋立地です。
和泉山脈を挟んだ和歌山、大阪両府県でのこれからの動向が気になります。
(2016/12/07 AM6:20)





(これまで巣材を運ぶ行動が見られた地域)