2016年12月06日
コウノトリ・J0057&J0050情報

外もすっかり暗くなった午後5時すぎ、観察仲間から
和歌山市船所のいつもの塒(西の鉄塔)に留まっているとの連絡をもらいました。
別の仲間に聞くと二羽そろって来ていたが、J0057だけがいつもの塒に留まり、
J0050の行方はわからないということでした。
やはり昨日の朝、和泉山脈を越えてこちらに来ていたんですね。
(2016/12/06 PM5:36 和歌山市船所)

2016年12月06日
母なる川、紀ノ川

コウノトリのペア(J0057&J0050)が和泉山脈を越えて和歌山市に来たかもしれないということで、
午後これまで降りたことのある紀ノ川流域を巡りました。
去年の冬場、ナベヅルと一緒のシーンが観られた中州にも行きましたが
コウノトリの姿はありませんでした。
しかしサギの群れやオオバンなど水鳥たちに混じって今季初めてカワラヒワを観ました。
明日は厳しい寒さになるというのを忘れさせてくれるような暖かな出会いでした。
(2016/12/06 紀ノ川)








2016年12月06日
コウノトリ、北風に乗って???

(淡輪 宇土墓古墳(御陵さん))
大阪府泉南郡岬町淡輪に先月から定着していたコウノトリのペア(J0057&J0050)は
どうやら府県境の和泉山脈を越えたようです。
地元の方たちの観察目撃情報によりますと昨日の午前に高く旋回しながら山を越えたそうです。
tannさんのブログ【わが町周辺の散策風景】に
上昇気流に乗る二羽の姿がアップされています。
ご覧ください。
しかし昨日のうちにこちら(和歌山側)で目撃されたという情報は入っていませんでしたので、
念のため今朝から淡輪周辺を巡ってきました。
夜明け前に「御陵さん」に着きましたが前方後円墳の森全体が大きな音を立てて唸っていました。
大阪湾から吹き付ける西北西の強い風のすごさを再認識しました。
いかに和泉山脈が北風を防いでくれているのかがよくわかりました。
昨日まで餌を捕っていたお堀のワンドには他の鳥たちも降りていません。
水量の減ったこの餌場の魚もどうやら食べ尽くしたようです。
このあと淡輪地区を大阪湾に流れ下っている「番川」の上流にある「鴻ノ巣山」に行きました。
このあたりにも二羽が降りたという情報がありました。
まさにその昔コウノトリが住んでいた証拠ですね。
第二阪和国道の橋梁の真下にある「別所池」にはカモたちがいるだけでした。
淡輪の「御陵さん」と和歌山市の塒との距離はわずか8キロ足らずです。
彼たちにしてみれば「ひとつの庭」でしょうね。
さてどこに行っているでしょうか。
(2016/12/06 大阪府岬町淡輪)

(御陵さん)

(第二阪和国道)

(別所池)

2016年12月05日
冬の雲ひそかに・・・

「冬の雲ひそかに藍を刷きにけり」万太郎
深夜の雨もあがり湿気を含んだ暖かな空気が満ちているこんな夜明けには
面白い雲が出ているだろうと紀ノ川に出かけました。
さっそくツグミ、イソヒヨドリの幼鳥が迎えてくれました。
穏やかな紀の川大堰上流の水面には白い雲が映っています。
空を見上げるとハッとするような白いすじ雲が無数にかかっています。
それも流れ方が一定方向ではありません。
高さによって風の向きがまったく違うようです。
何層にもすじ雲が交差しています。
雲に気をとられていると目の前の川面に水鳥たちがいるのを忘れていました。
カモたちに混じってカンムリカイツブリが愛嬌のある顔を見せてくれました。
紀の川大堰を越えて下流に戻ってくるといつもの柵にトビが留まっていました。
その頃には空の筋雲はすっかり消えていました。
和泉山脈を越えたコウノトリのペア(J0057J0050)は
昨日も大阪府泉南郡岬町淡輪で元気な姿を見せてくれました。
【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016/12/05 紀ノ川)

























2016年12月04日
・・・青空のいろ

「まばらなる冬木林にかんかんと響かんとする青空のいろ」赤彦
穏やかな日曜の夜明けです。
紀ノ川も静かな川面が光っていました。
コウノトリのペア(J0057&J0050)は昨日も
元気に大阪府泉南郡岬町淡輪の皆さんに見守られていたようです。
【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016\12\04 紀ノ川)













2016年12月03日
・・・草のうへで日向ぼこして

「ああしてかうして草のうへで日向ぼこして」山頭火
冬らしい凛とした夜明けでした。
きれいな朝日が紀ノ川の川面を輝かせていました。
大阪府泉南郡岬町淡輪にいるコウノトリのペア(J0057&J0050)は
昨日の夕方も宇土墓古墳の堀に降りて採餌していたそうです。
【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016/12/03 紀ノ川)










2016年12月02日
コウノトリ・J0057&J0050情報

夜明け前、大阪府泉南郡岬町淡輪に和歌山市ゆかりの二羽のコウノトリを訪ねてきました。
空が白み始めた午前6時すぎ、コウノトリペア(J0057&J0050)の姿を見つけました。
大きな宇土墓古墳「御陵さん」のすぐ南の電柱にJ0057、
そこからすぐ南西の民家に囲まれた電柱にJ0050と並んで留まっていました。
この少し前に周辺を歩くと所々の電柱下に糞がありましたから、
どうやらこの住宅地の電柱を塒にしているようです。
今朝は二羽の飛翔姿を思う存分観ることができました。
餌場となっている「御陵さん」の東の堀に降りるまで、
二羽で何度も周辺の電柱を追いかけっこしながら上空を飛んでくれました。
そしてサギやオオバンの居る堀(蓮池)に降りると真っ先に大物を捕らえたのはJ0050でした。
何度も魚の方向を変えながらやっと飲み込んだJ0050の膨らんだ喉をJ0057は
羨ましそうに見つめていました。
それから二羽は飛び上がり、再び「御陵さん」脇の電柱に並んで留まりました。
堀の水は今にも干上がりそうですが、まだまだ大物が居そうです。
しばらくはこの「宇土墓古墳」から離れそうにありません。
(2016/12/02 大阪府泉南郡岬町淡輪)





























2016年12月01日
・・・うす日さしくる師走かな

「まつほどにうす日さしくる師走かな」万太郎
12月に入りました。
夜明けの紀ノ川には師走らしい風景が広がっていました。
大堰の向こうに日が昇るころになるとカモたちが動き出します。
和泉山脈の北側に落ち着いたコウノトリのペア(J0057&J0050)は
昨日も元気な姿が見られたようです。
【活き活きin岬町】に詳しくアップされています。ご覧ください。
このブログを運営されているのは「みさき里山クラブ(孝子の森)」です。
このクラブは和歌山県と大阪府を繋ぐ孝子峠の周辺で森に親しむ活動を長く続けている楽しい組織です。
ここには様々な分野のベテラン指導者がたくさんいらっしゃいます。
そして大阪府のみならず和歌山市からも多くの子供たちが訪れて自然のすばらしさを学んでいます。
この「孝子の森」からすぐ北の古墳に降りたコウノトリペアは本当にいい所を見つけてくれたと思います。
現在ここの皆さんが中心となって彼たちを見守ってくれているのは大変心強いことです。
(2016/12/01 紀ノ川)



















2016年11月29日
コウノトリ・J0057&J0050情報(Part2)

早朝、熱烈な姿を見せてくれたコウノトリのペア(J0057&J0050)を観に、
午後再び大阪府泉南郡岬町淡輪に出かけました。
南海電鉄淡輪駅の西から踏み切りを越えて宇土墓古墳の方へ歩いていきました。
駅舎からは一段高くなった古墳が目隠しとなって留まっている電柱は見えません。
少し歩いていくと目の前に工事中の第二阪和国道の高架橋が見えてきます。
そしてその手前の二本の電柱に仲良く並んで二羽のコウノトリが留まっていました。
手前がメスのJ0050、向こうがオスのJ0057です。
どうやらこの位置は定位置として決まっているようです。
そして彼たちの眼下には「御陵さん」の森とお堀があります。
なにやら古墳の「守り神」のように見えたのは私だけでしょうか。
二羽は何をするでもなくのんびりと休んでいました。
オスのJ0057は一本足ですっかり寛いでいました。
眼下の道路には大勢のギャラリーが静かに見守っていました。
すっかりこの地にとけこんでいるようです。
(2016/11/29 PM1:53~2:21 大阪府泉南郡岬町淡輪)










2016年11月29日
コウノトリ(J0057&J0050)情報

定休日の今日、一週間ぶりに和泉山脈を越えてコウノトリに会いに行ってきました。
東の空が白み始めたころに家を出て大阪府泉南郡岬町淡輪に着くころには
すっかり夜が明けていました。
上手く出会えるか心配しながら餌場となっている宇土墓古墳に向かうと
目の前の電柱に大きな姿が見えました。
J0057でした。
メスのJ0050はどこかと周囲を見渡していると午前6時41分、
南の住宅街の方から飛んできました。
それを追いかけるJ0057。
古墳東側の電柱に留まったJ0050を急き立てるように近づいていきます。
そして午前6時51分、揃って工事のために浅くなった蓮池に降りました。
そこはそんなに広い水場ではありませんが
たくさんのサギたちも集まっていました。
そしていきなりJ0057が大きなナマズを捕らえたあとは次々に魚を捕らえます。
その間に見せる二羽の寄り添う姿はこれまで私が見たことがないような親密ぶりでした。
午前7時30分、J0050が南に飛び去ったのをきかっけに、
あとに残ったJ0057に別れを告げて帰路につきました。
(2016/11/29 AM6:37~7:34 大阪府泉南郡岬町淡輪)




























