2015年09月07日

コウノトリ(J0057)情報


紀南の豪雨が気がかりな夜明けでしたが、
今朝の和歌山市の空は何とか小康状態を保っています。
ただしコウノトリ(J0057)の塒は大騒ぎでした。
夜明け前いつものように飛び立つ前の羽根繕いをしようとしていましたが
上空が気になるようです。
すると一羽のカラスが急降下してきました。
何とコウノトリの足もとに何度も体当たりしてきます。
午前5時42分、コウノトリはたまらなく鉄塔を飛び出しました。
そして小学校のグラウンドに向かいましたがカラスは執拗に追ってきます。
今度は少し北の電柱に逃げましたがまだ追ってきます。
そしてもう一度近くの電柱に逃げた後、とうとう鳴滝川を越えてしまいました。
その腹いせでしょうか、今度はコウノトリが近くにいたアオサギを追い始めました。
そんな上空の喧騒をよそ目に近くの休耕田では
サギやケリたちがのんびり羽根繕いをしていました。
(2015/09/07 AM5:15~6:45 和歌山市)




























  


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2015年09月06日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)が和歌山市船所の塒に戻ってきました。
【動画】
(2015/09/06 PM6:27)


  


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2015年09月06日

コウノトリ(J0057)情報


秋の川真白な石を拾ひけり」漱石

傘を持っての夜明けの観察です。
午前5時57分に塒(西の鉄塔)を飛び立ったコウノトリ(J0057)は東へ向かいました。
空は厚い雲が覆っています。
鳴滝川側の電柱に留まりました。
しばらく羽根の手入れをしながら周囲を見渡していましたが
午前6時14分紀ノ川方面へ飛び出しました。
7人の観察仲間も川へ向かいます。
自転車あり、単車あり、そして徒歩で思い思いに向かいます。
久しぶりの夜明けの紀ノ川です。
紀ノ川はちょうど干潮の時刻です。
さすがによく知っています。
先発のアオサギに交じって採餌を始めました。
対岸までおよそ400メートル、ハッキリとはわかりませんが干潟から餌を啄んでいます。
先日このあたりで底生生物調査をしている研究者に観察仲間が聞いたところによると、
ヤマトオサガニやチゴガニなどのカニのほかトビハゼなどが多く生息しているそうです。
もう少し下流に行くと希少種のシオマネキなどもいるそうです。
汽水域の多様性に驚かされます。
そんな仲間として「特別天然記念物」のコウノトリが加わり、
いっそう紀ノ川の重要性が増しています。
そんなことを感じる日曜の朝です。
(2015/09/06 AM5:09~6:53 和歌山市)
























  


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2015年09月05日

コウノトリ(J0057)情報


ひやひやと朝日さしけり松の中」子規

涼しい夜明けでした。
少しずつ痩せてきた月齢 21.5のお月さまが南の高い空に輝いていました。
コウノトリ(J0057)は午前5時34分に塒を離れ東に向かいました。
鳴滝川側の高い鉄塔に留まりました。
それに合わせるように東の家並の上にお日さまが顔を出しました。
コウノトリはさらに東へ。
昨日は一日居たという休耕田を目指すようです。
太陽に輝く水面に降りてすぐに大きな魚にありつきました。
鯉のようです。
先日の大雨で周辺の休耕田にたくさんの魚が入り込んだのをよく知っています。
静かな土曜の朝です。
(2015/09/05 AM5:04~6:15 和歌山市)




























  


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2015年09月04日

コウノトリ(J0057)情報


休んでゆかう虫のないてゐるここで」山頭火

今朝は虫の声に包まれながらコウノトリ(J0057)の飛び立ちを待ちました。
きれいな日の出が期待できる時は鉄塔の西の位置、
曇天の時はできるだけ近くの位置から眺めます。
今朝は空全体に雲が覆っていたので近くからです。
カメラを構えた鉄塔北側の空き地は虫の声であふれていました。
全身の羽根を膨らませたあとは丁寧に羽根繕いをします。
そして午前5時55分に北東の方向に飛び立ちました。
モズが見送ります。
久しぶりに梅畑に降りました。
きれいに下草が刈られたことをよく知っています。
ムクドリたちもやってきています。
ただしここは住宅街のど真ん中です。
午前6時も半近くになると周辺の皆さんが朝の支度をはじめます。
落ち着かなくなったのか東へ飛び立ちました。
そして一旦近くの電柱に留まったあと鳴滝川を越えました。
今日は天候も良さそうです。
一日気ままな和歌山市散策でしょう。
(2015/09/04 AM5:08~6:46 和歌山市)




























  


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2015年09月03日

コウノトリ(J0057)情報


秋時雨とはもういへぬ降りとなる」稲畑汀子

やはり雨の日は翼の手入れが念入りです。
今にも飛び立ちそうになっていたコウノトリ(J0057)は、
西から流れてきた強い雨を受けて再び休む態勢になりました。
私たちも雨の日は鉄塔側の作業小屋の大きな軒先の下で観察です。
所有者の農家の方に「いつでも使ってよ」と言っていただいており、大変助かっています。
午前6時38分、雨が止んだのを見計らって西へ飛び立ちました。
楠見中方面です。
稲穂が膨らんできた水田の向こうの小屋の屋根にいました。
ここでも盛んに翼の手入れをしています。
頭上をほかの鳥たちが飛び交いますが、我関せずです。
雨が降り出しそうなので私は帰ります。
(2015/09/03 AM5:19~7:06 和歌山市)
























  


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2015年09月02日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)が午後6時46分に和歌山市船所の塒(西の鉄塔)へ戻ってきました。
今朝は離塔してから観察仲間すべてが見失ってしまいましたが、
長老だけはその後和歌山市大谷の和泉山脈中腹にいるコウノトリを確認していました。
その後は私たちの観察網にかかることなく楠見地区に居たようです。
(2015/09/02 和歌山市)





  

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2015年09月02日

コウノトリ(J0057)情報


秋燕こころ残りのありやなし」村田みちな

遅い離塔でした。
コウノトリ(J0057)の塒の向こうには和泉山脈がありますが、
その山裾を西から東へ低い雲が流れていきます。
どれほど通り過ぎたでしょうか、午前6時10分やっと北に向かって飛び出しました。
そんなに遠くへ行っていないでしょう。
ところがわかりません。
7人の観察仲間が周辺を探しますが見つけられません。
この地域は水田や休耕田が残っているとは言え、住宅密集地です。
住宅に囲まれた小さな空き地に降りられると探しようがありません。
それでも降りられそうなスペースはこれまでにすべて回っているはずなんですが・・・ 
まだ私たちの知らない「隠れ場所」があるのでしょうね。
観察仲間はみんな「狐につままれた」ような顔で引き上げました。
(2015/09/02 AM5:22~6:57 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 10:14コウノトリ和歌山

2015年09月01日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)は午後6時42分、和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に戻ってきました。
今日の日中(PM2:30頃)は大荒れの紀ノ川にいました。
突然大粒の雨が降ったと思うと雲が切れるなど予測困難な天候でした。
そんな天候でも潮が引いた左岸の浅瀬でほかのサギたちといっしょに餌を探していました。
(2015/09/01 和歌山市)









  


Posted by wakayamastork2 at 19:22コウノトリ和歌山

2015年09月01日

コウノトリ(J0057)情報


軽き荷を酔うてかつぐや稲の花」虚子

強い東風が吹く9月1日の夜明けでした。
その風に向かって耐えていたコウノトリ(J0057)は風向きの変化を感じたのか、
午前5時39分に西の鉄塔を北東に向かって飛び立ちました。
そして近くの住宅街の電柱に留まりました。
周囲をカラスが飛び回りながら威嚇しますが、
それには構わずにしばらく翼の手入れをしたあと東に飛びました。
鳴滝川を越えます。
県道南側の住宅地に向かいました。
そしてさらに東の休耕田に向かいました。
やっと地上に降りました。
周囲の水田を見ると稲穂が重そうに垂れてきています。
季節は着実に移っています。
不揃いになっている羽根が揃うころコウノトリは遠くへ出かけるのでしょうか。
(2015/09/01 AM5:15~6:48 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 09:54コウノトリ和歌山