2015年09月06日
2015年09月06日
コウノトリ(J0057)情報

「秋の川真白な石を拾ひけり」漱石
傘を持っての夜明けの観察です。
午前5時57分に塒(西の鉄塔)を飛び立ったコウノトリ(J0057)は東へ向かいました。
空は厚い雲が覆っています。
鳴滝川側の電柱に留まりました。
しばらく羽根の手入れをしながら周囲を見渡していましたが
午前6時14分紀ノ川方面へ飛び出しました。
7人の観察仲間も川へ向かいます。
自転車あり、単車あり、そして徒歩で思い思いに向かいます。
久しぶりの夜明けの紀ノ川です。
紀ノ川はちょうど干潮の時刻です。
さすがによく知っています。
先発のアオサギに交じって採餌を始めました。
対岸までおよそ400メートル、ハッキリとはわかりませんが干潟から餌を啄んでいます。
先日このあたりで底生生物調査をしている研究者に観察仲間が聞いたところによると、
ヤマトオサガニやチゴガニなどのカニのほかトビハゼなどが多く生息しているそうです。
もう少し下流に行くと希少種のシオマネキなどもいるそうです。
汽水域の多様性に驚かされます。
そんな仲間として「特別天然記念物」のコウノトリが加わり、
いっそう紀ノ川の重要性が増しています。
そんなことを感じる日曜の朝です。
(2015/09/06 AM5:09~6:53 和歌山市)

























タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057