2015年08月27日

コウノトリ(J0057)情報


秋暑し見知らぬ草の逞しく」本多慶子

「飛び立ちも遅くなった」と思い込んだのが間違いでした。
コウノトリ(J0057)はすでに午前5時13分に飛び立っていました。
観察仲間の多くは離塔に間に合いませんでしたが
一番早く現場に来る仲間は見ていたそうです。
飛んで行った場所を教えてもらいました。
楠見中の休耕田方面です。
鏡のような水面に朝焼けが映っています。
コウノトリもきれいなシルエットになっています。
和歌山市楠見の夜明けです。
(2015/08/27 AM5:27~6:24 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 09:54コウノトリ和歌山

2015年08月26日

コウノトリ(J0057)情報


コウノトリ(J0057)は午後6時53分、西の鉄塔に戻ってきました。
今夜は月齢11.5のお月さまが流れる群雲から時折顔を出してくれました。
そのお月さまをバックにコウノトリは休む体勢です。
(2015/08/26 和歌山市)


  


Posted by wakayamastork2 at 19:32コウノトリ和歌山

2015年08月26日

コウノトリ(J0057)情報


日本海の台風に向かってまだ強い南風が吹いている昨夜7時すぎ
コウノトリ(J0057)はいつもの鉄塔に戻ってきました。
発見した観察仲間の一人が驚きながら連絡をくれました。
そんなことがあって今朝は久しぶりに観察仲間がそろいました。
台風前は時間をかけて念入りに翼の手入れをしていましたが
今朝は本当に静かでした。
やはりかなり体力を消耗しているのでしょうか。
そんなことを仲間で話し合っていると突然前触れもなく飛び立ちました。
午前5時27分でした。
そのまままっすぐ南へ飛んでいきます。
久しぶりの紀ノ川です。
まぶしい朝日が雲の下に現れました。
コウノトリはアオサギと並んで対岸にいます。
ここでも動きません。
じっと立っています。
およそ10分ほど経ったころ水面を離れました。
こちらへ向かってきます。
堤防を越え、近くの工場の屋根の上に降りました。
ここでもじっとしています。
時折周囲を見回すだけです。
仲間の信号を受けようとしているのでしょうか。
(2015/08/26 AM5:05~6:21 和歌山市)




















  


Posted by wakayamastork2 at 10:13コウノトリ和歌山

2015年08月25日

・・・秋暑し


水の地球は宇宙の泪秋暑し」松本圭司

九州に上陸した台風に向かって湿った雲が流れていきます。
昨夜いつもの塒に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)を探して周辺を周りました。
午前5時すぎ西南の空は真っ黒でしたが北東の空は朝焼けでした。
それもすぐに消えていきます。
そして時々青空がポッカリ現れます。
目まぐるしい空の変化です。
紀ノ川対岸にはアオサギ、園部の休耕田にはケリとセキレイ、
楠見中の休耕田にはカルガモなど、いつもの顔なじみがいるだけでした。
コウノトリは昨日はいつもと違うほど念入りに翼の手入れをしていました。
遠出をしたのでしょう。
台風一過を待ちます。
(2015/08/25 和歌山市)













  


Posted by wakayamastork2 at 07:37コウノトリ和歌山

2015年08月24日

コウノトリ(J0057)情報


夏木やや衰へたれど残暑かな」虚子

長い長い夜明けでした。
午前5時すぎにコウノトリ(J0057)が鉄塔に留っているのを確認してから
近くの観察場所に出かけました。
ほかの観察仲間も集まってきました。
今日も飛立ちは遅くなりそうだと思いながら日の出を待ちました。
今朝の日の出の時刻は午前5時26分です。
コウノトリの身体が青白から徐々にピンクがかってきました。
ムクドリたちも動き始めました。
1時間が経ちました。
アオサギたちは朝食中です。
観察場所を夕方の場所に変えました。
鉄塔の向こうにバンコクから関空に飛んできたタイ航空機が見えます。
また1時間が経ちました。
まもなく昨日飛立った時刻ですが、一向にその気配はありません。
ただひたすら翼の手入れしています。
仕方なく帰りましたが気になります。
再び自宅から観察です。
とうとう午前8時を回りました。
コウノトリはますます太陽を浴びて輝いています。
でも飛ぶ気配はありません。
時々周囲を見渡しては翼の手入れです。
そして午前9時2分、ようやく北東に向かって飛び出しました。
観察を開始してから4時間、長い長い8月24日の夜明けでした。
(2015/08/24 AM5:08~09:02 和歌山市)


















  


Posted by wakayamastork2 at 11:18コウノトリ和歌山

2015年08月23日

コウノトリ(J0057)情報


一服の緑茶に残暑おさへたり」立子

涼しい北風が吹く処暑の夜明けでした。
午前5時すぎ自宅から鉄塔にいるコウノトリ(J0057)を確認してから
いつもの観察場所へ出かけました。
他の観察仲間も鉄塔周囲のお気に入りの場所から飛立ちを見守ります。
遅くなるだろうとは思っていましたがこれほどとは誰も思っていませんでした。
午前6時になっても入念に羽繕いをするだけで一向に飛立つ気配はありません。
日が昇り暑くなってきました。
場所を変えて順光で撮影続行です。
羽繕いをする合間にしきりに上空に向かって大きな嘴を開けています。
何やら叫んでいるようです。
すると小さな羽根を自分で抜きました。
気になっていたようです。
落ちていく方向を見ています。
午前7時を回っても飛ぶ気配はありません。
私は開店準備のためにタイムリミットです。
しかし帰っても気になります。
午前7時半過ぎまで自宅から確認しましたが諦めました。
観察仲間から情報が入りました。
午前7時45分に南へ飛んだということです。
これまでにない遅い塒からの飛び立ちです。
その後コウノトリは紀ノ川の干潟に降りたと続報がありました。
(2015/08/23 5:05~7:33 和歌山市)



























  


Posted by wakayamastork2 at 11:15コウノトリ和歌山

2015年08月22日

コウノトリ(J0057)情報


虫鳴けりそこらの畳なほあつき」楸邨

午前5時45分コウノトリ(J0057)は西の鉄塔を飛立ちました。
お日様にあわせて少しずつ朝起きが遅くなってきました。
昨日は暗くなっても塒に戻らず「遠出をしたか?」と思っていると
観察仲間が午後9時をまわって鉄塔に留っているのを確認しました。
よく見える「鳥目」です。
私は飛立ちの方角を確認し西の休耕田に向かいました。
ところが飛立ったあとを克明に追いかけていたほかの観察仲間は、
途中で見失ったとかでなかなか合流できませんでした。
楠見中の休耕田に行くと前の電柱に留って先客のアオサギたちを眺めていました。
ところがそこに降りずに西隣の休耕田に向かいました。
そこにも先客のアオサギがいたんですね。
その先客を追い払ったあとは、
広い田の畦道際を突きながら盛んに小さなカエルなどを食べていました。
【動画があります】
(2015/08/22 AM5:19~6:51 和歌山市)






















  


Posted by wakayamastork2 at 12:05コウノトリ和歌山

2015年08月21日

コウノトリ(J0057)情報


枝ぶりの日ごとに替る芙蓉かな」芭蕉

南の台風の影響でしょうか、たいへん蒸し暑い夜明けでした。
午前5時32分に西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
すぐ側の小学校に降りました。
あと10日でにぎやかな子どもたちの声が戻ってきますが、今は静かな校庭です。
カラフルな遊具の前を白と黒のコウノトリが歩いていきます。
校庭では何をするでもなくしばらく空を眺めていました。
そして近くの電柱を2本渡ったあと北側の水田に降りました。
稲がまばらになった辺りに降りました。
大きな身体がスッポリ稲に隠れています。
タウナギを捕まえました。
餌の在りかはよく知っています。
そして以前にも見てびっくりしましたが、
大きな翼を一回だけ羽ばたくと長く伸びた稲の中からふわっと浮き上がりました。
雄大で逞しいコウノトリです。
(2015/08/21 AM5:08~6:36 和歌山市)




























  


Posted by wakayamastork2 at 09:17コウノトリ和歌山

2015年08月20日

コウノトリ(J0057)情報


捨てもあへぬ団扇参れと残暑哉」漱石

時折り強い雨が通り過ぎます。
コウノトリ(J0057)はそんな雨が弱くなるのを待っていました。
カラスが近くまで寄ってきても動じません。
とうとう午前6時を回りました。
6時1分、雨の具合を気にかけながらゆっくりと北へ飛び出しました。
右へ旋回し降下しました。
本当に久しぶりの梅畑です。
ご近所さんたちも「久しぶりやねえ」と見守っているなか、
タウナギを数匹捕らえました。
近くの電線には飛行訓練中の若いツバメが「目白押し」です。
稲の穂もチラホラと見えてきました。
(2015/08/20 AM5:12~6:32 和歌山市)





















  


Posted by wakayamastork2 at 08:55コウノトリ和歌山

2015年08月19日

コウノトリ(J0057)情報


秋の雨の晴れ間に出でて子供らと山路たどれば裳のすそ濡れぬ」良寛

夜明けとともに雨が降ってきました。
午前5時36分西の鉄塔を飛立ったコウノトリ(J0057)は
久しぶりに西の方角、楠見中の休耕田に向かいました。
しかし近くの電柱に留ったままなかなか降りようとしません。
周囲を何度も見渡しています。
電柱の下からお馴染みのお母さんが「コウちゃんおはよう」と一言。
その声に促されたのかゆっくりと休耕田に降りてきました。【動画あり
その頃、雨脚が強くなってきました。
この空はしばらく止みそうにありません。
傘を忘れた観察者は早々に引き上げることにします。
(2015/08/19 AM5:06~6:04 和歌山市)










  


Posted by wakayamastork2 at 08:15コウノトリ和歌山