2016年12月09日
コウノトリ・J0057情報
昨日の夕方から消息がわからなくなっていたコウノトリ・J0057が
今日午後5時8分に和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に戻ってきました。
(2016/12/09 和歌山市)
タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月09日
・・・水鳥の水
「をりをり羽ばたく水鳥の水」山頭火
東から南、西とめまぐるしく変わる風の向きです。
それほど強くはありませんが紀ノ川の上空には厚い雲が覆っていました。
そしてその隙間から朝日が一瞬顔を出しました。
カモたちが羽の手入れに一所懸命です。
暖かさそうな羽毛に包まれたイソヒヨドリの幼鳥がこちらをジッと見つめていました。
コウノトリ・J0057は昨夜は和歌山市船所のいつもの塒には戻ってきませんでした。
J0050の消息もわかりません。
先日来定着していた大阪府泉南郡岬町周辺の目撃情報もありません。
このペアはどこに行ったのでしょうか。
(2016/12/09 紀ノ川)
2016年12月08日
コウノトリ・J0057情報
昨日、和泉山脈を二度も越えてきたコウノトリ・J0057は
今朝もすっかり夜が明けた午前6時36分に東へ向かって塒を飛び出しました。
前日と同じように北へ向かって山を越えるかと思っていましたが予想が外れました。
そして近くの用水路に降りました。
ここは彼が飛来した当初からの餌場です。
時刻はちょうど通勤ラッシュになってきました。
時々上の道路を通る車に気をとられながら魚を探しますが、
水門の工事の影響なのかあまり獲物はいないようです。
しばらく探していましたが午前7時10分に飛び立ちました。
そして鳴滝川東の電柱に留まったあとさらに東の用水路に降りました。
【動画あります】
ここも獲物は居るようには見えませんでしたが器用に深みからフナやドジョウを銜えてきます。
勝手知ったる餌場です。
さて彼女・J0050はどこにいるのでしょうか。
まだ淡輪でしょうか、それとも案外近くにいるのでしょうか。
(2016/12/08 AM6:05~7:24 和歌山市)
タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月07日
コウノトリ、府県境を跨ぐ
なんとも驚きの一日でした。
まだ暗い午前6時過ぎに和歌山市船所の塒を飛び立ったコウノトリ・J0057は
まっすぐ北へ向かい和泉山脈を越えてメス・J0050の待つ大阪府泉南郡岬町淡輪に飛んでいきました。
このあたりの状況は【活き活きin岬町】に詳しくアップされています。
そして明日の夜明けは再度淡輪訪問かと思っていたら、午後になって
周辺に戻ってきているとの情報が飛び込んできました。
J0057単独のようです。
そして日が沈みまだ明るい午後5時2分、いつもの塒(西の鉄塔)にクラッタリングしながら留まりました。
【動画あります】
そしてしばらく半月に照らされながら羽繕いをしたあと左脚を胸の中に折りたたみ休む体勢に入りました。
それにしても驚きの「府県境またぎ」です。
彼女・J0050はどこなんでしょうか?
(2016/12/06 PM5:02 和歌山市船所)
タグ :コウノトリ、和歌山市、J0057
2016年12月07日
コウノトリ・J0057&J0050、再び山を越える
コウノトリのペア(J0057&J0050)は先月6日に和歌山市の塒を離れたあと
中旬から和泉山脈を越えた大阪府泉南郡岬町淡輪に一昨日(12/5)まで定着していました。
そして昨日一ヶ月ぶりに和歌山市船所に戻ってきましたが、
昨日のうちにJ0050は姿を消し、J0057だけが和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に留まっていました。
そのJ0057は朝まだ暗い今日の午前6時20分にウォーミングアップもせずに鉄塔を飛び出しました。
暗くて撮れません。
まっすぐ北へ飛んでいきます。
久しぶりに観察隊揃っての追いかけでしたが周辺の心当たりにはいませんでした。
ひよっとしたらと思いながら帰宅すると豊岡の湿地ネットから情報が。
岬町から二羽戻っていると連絡があったとのこと。
はやりそうでした。
おそらく昨日二羽揃って和歌山市のテリトリーに姿を見せたあとJ0050だけが再び和泉山脈を越えて
淡輪に戻っていったと思われます。
そして今朝、オス・J0057がこちらも山を越えてメス・J0050の待つ淡輪に戻ったのでしょう。
和歌山市周辺に居たこの二日間、どこで居たのでしょうか。
親密度がこれまでになく高まっているこの間の二羽の行動を考えると
巣作りの適地を探しているのではないでしょうか。
その候補地のひとつがかつて巣材まで運んでいた西防埋立地です。
和泉山脈を挟んだ和歌山、大阪両府県でのこれからの動向が気になります。
(2016/12/07 AM6:20)
(これまで巣材を運ぶ行動が見られた地域)
2016年12月06日
コウノトリ・J0057&J0050情報
外もすっかり暗くなった午後5時すぎ、観察仲間から
和歌山市船所のいつもの塒(西の鉄塔)に留まっているとの連絡をもらいました。
別の仲間に聞くと二羽そろって来ていたが、J0057だけがいつもの塒に留まり、
J0050の行方はわからないということでした。
やはり昨日の朝、和泉山脈を越えてこちらに来ていたんですね。
(2016/12/06 PM5:36 和歌山市船所)
2016年12月06日
母なる川、紀ノ川
コウノトリのペア(J0057&J0050)が和泉山脈を越えて和歌山市に来たかもしれないということで、
午後これまで降りたことのある紀ノ川流域を巡りました。
去年の冬場、ナベヅルと一緒のシーンが観られた中州にも行きましたが
コウノトリの姿はありませんでした。
しかしサギの群れやオオバンなど水鳥たちに混じって今季初めてカワラヒワを観ました。
明日は厳しい寒さになるというのを忘れさせてくれるような暖かな出会いでした。
(2016/12/06 紀ノ川)
2016年12月06日
コウノトリ、北風に乗って???
(淡輪 宇土墓古墳(御陵さん))
大阪府泉南郡岬町淡輪に先月から定着していたコウノトリのペア(J0057&J0050)は
どうやら府県境の和泉山脈を越えたようです。
地元の方たちの観察目撃情報によりますと昨日の午前に高く旋回しながら山を越えたそうです。
tannさんのブログ【わが町周辺の散策風景】に
上昇気流に乗る二羽の姿がアップされています。
ご覧ください。
しかし昨日のうちにこちら(和歌山側)で目撃されたという情報は入っていませんでしたので、
念のため今朝から淡輪周辺を巡ってきました。
夜明け前に「御陵さん」に着きましたが前方後円墳の森全体が大きな音を立てて唸っていました。
大阪湾から吹き付ける西北西の強い風のすごさを再認識しました。
いかに和泉山脈が北風を防いでくれているのかがよくわかりました。
昨日まで餌を捕っていたお堀のワンドには他の鳥たちも降りていません。
水量の減ったこの餌場の魚もどうやら食べ尽くしたようです。
このあと淡輪地区を大阪湾に流れ下っている「番川」の上流にある「鴻ノ巣山」に行きました。
このあたりにも二羽が降りたという情報がありました。
まさにその昔コウノトリが住んでいた証拠ですね。
第二阪和国道の橋梁の真下にある「別所池」にはカモたちがいるだけでした。
淡輪の「御陵さん」と和歌山市の塒との距離はわずか8キロ足らずです。
彼たちにしてみれば「ひとつの庭」でしょうね。
さてどこに行っているでしょうか。
(2016/12/06 大阪府岬町淡輪)
(御陵さん)
(第二阪和国道)
(別所池)
2016年12月05日
冬の雲ひそかに・・・
「冬の雲ひそかに藍を刷きにけり」万太郎
深夜の雨もあがり湿気を含んだ暖かな空気が満ちているこんな夜明けには
面白い雲が出ているだろうと紀ノ川に出かけました。
さっそくツグミ、イソヒヨドリの幼鳥が迎えてくれました。
穏やかな紀の川大堰上流の水面には白い雲が映っています。
空を見上げるとハッとするような白いすじ雲が無数にかかっています。
それも流れ方が一定方向ではありません。
高さによって風の向きがまったく違うようです。
何層にもすじ雲が交差しています。
雲に気をとられていると目の前の川面に水鳥たちがいるのを忘れていました。
カモたちに混じってカンムリカイツブリが愛嬌のある顔を見せてくれました。
紀の川大堰を越えて下流に戻ってくるといつもの柵にトビが留まっていました。
その頃には空の筋雲はすっかり消えていました。
和泉山脈を越えたコウノトリのペア(J0057J0050)は
昨日も大阪府泉南郡岬町淡輪で元気な姿を見せてくれました。
【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016/12/05 紀ノ川)
2016年12月04日
・・・青空のいろ
「まばらなる冬木林にかんかんと響かんとする青空のいろ」赤彦
穏やかな日曜の夜明けです。
紀ノ川も静かな川面が光っていました。
コウノトリのペア(J0057&J0050)は昨日も
元気に大阪府泉南郡岬町淡輪の皆さんに見守られていたようです。
【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016\12\04 紀ノ川)