2016年01月24日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


寒椿まつたき花も五つほど」悌二郎

ちらちらと小雪の舞う夜明け前でした。
外気温はとうとう零度になりました。
昨夜のコウノトリの情報はありません。
とりあえず和歌山市北部の塒に出かけました。
うっすらと1羽の影が見えます。
ペア(J0057&J0050)のうち、どちらかはわかりません。
雪も止んできました。
少し明るくなってきました。
姿がはっきりしてきました。
やさしい顔をしています。
どうやらJ0050(クミちゃん)のようです。
白い羽毛が冷たそうな嘴を包んでいます。
J0057(和歌山コウちゃん)はどこでしょうか? 
午前7時2分、突然吹いた西風にあおられるように飛び出しました。
飛ばされるように南に消えていきます。
よく行く池の底も白く染まっていました。
寒椿がホッと気持ちを和ませてくれました。
(2016/01/24 AM6:22~7:23 和歌山市)





















  


Posted by wakayamastork2 at 10:42コウノトリ和歌山

2016年01月23日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


予報通りの冷たい夜明けでした。
厚い冬雲が空全体を覆っていました。
東の方角を見ると細く雲が切れ、わずかに明るくなっています。
昨夜の塒入りの情報がないまま、コウノトリのペア(J0057&J0050)を探しに
和歌山市北部に出かけました。
住宅街に到着すると1羽だけシルエットが見えました。
もう少し明るくなるのを待ちます。
しばらくして足環が確認できました。
J0057です。
胸の中に折りたたんでいた右脚を下ろしました。
盛んに周囲を見回しています。
時折、大気の匂いを嗅ぐような仕草をしています。
午前6時54分、東に向かって飛び出しました。
まっすぐ飛んでいきます。
東の空に消えました。
東の池にもペアのJ0050の姿はありませんでした。
里の夜明けです。(2016/01/23 AM6:31~7:15 和歌山市)




















  


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2016年01月22日

・・・鴨の足


けごろもにつつみてぬくし鴨の足」芭蕉

今朝は池めぐりでした。
コウノトリのペア(J0057&J0050)は昨夜はいつもの塒に帰ってきませんでした。
夜明け前の塒を確認しましたが昨日の朝のようにはいきませんでした。
こんな時、次の行動は悩みます。
最近行っていなかった池をめぐることにしました。
まずペアが昨日の午後も仲良くいた大きな池です。
真っ暗な空池がぽっかり開いているだけでした。
次は西の池です。
ここは水がいっぱいです。
夜明け前の静寂が広がっていました。
続いてさらに西の池です。
ここもペアが好んで来る池ですが、キンクロハジロの家族が見えるだけでした。
池から戻る途中、突然時雨が降ってきました。
あわてて引き返してきました。
コウノトリのペアはどこかで巣作りをしているのでしょうか。
(2016/01/22 和歌山市)







  


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2016年01月21日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


大寒の朝も日課のコウノトリ観察です。
しかし昨日は一日、朝飛び立ってから夜まで
ペア(J0057&J0050)の消息はわかっていませんでした。
こんな日は厚着をして小回りの利くバイクです。
まずはいつもの塒です。
冷気に耐えながら現場に到着するとちらっと陰が見えました。
2羽並んだ電柱に留まっています。
少し拍子抜けです。
東の電柱にJ0057(和歌山コウちゃん)、西の電柱にJ0050(クミちゃん)が寒そうに休んでいました。
午前6時50分、東のJ0057が西に向かって飛び出しました。
誘われるようにJ0050も一緒に飛び立ちました。
揃って東へ向かいます。
遠くへ行ったように見えました。
このあとお決まりのコース、紀ノ川へ。
すると川面が煙っています。
以前ほどではありませんが川霧が漂っています。
急いで河原に降りました。
今日もコウノトリのおかげで素晴らしい景色に出会うことができました。
(2016/01/21 AM6:23~7:35 和歌山市)



























  


Posted by wakayamastork2 at 10:50コウノトリ和歌山

2016年01月20日

・・・雪の朝哉


ひごろにくき烏も雪の朝哉」芭蕉

黒いカラスも白くなると思われた昨日の雪も、
今朝はわずかな名残が見られるだけになっていました。
コウノトリのペア(J0057&J0050)は
その雪の気配を感じてどこかに避難したようです。
北部の塒にも東の池にも、紀ノ川の中洲にも姿はありません。
どこか安全な場所を見つけたのでしょう。
(2016/01/20 和歌山市)











  


Posted by wakayamastork2 at 10:22コウノトリ和歌山

2016年01月19日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


地の底に在るもろもろや春を待つ」たかし

強い西風が吹く夜明けでした。
コウノトリのペア(J0057&J0050)は昨夜は
いつもの塒には戻ってこなかったようです。
念のためにその塒を確認してから東のため池に向かいました。
堤防の渕から静かに池の底を覗くと二つの白いものが見えます。
昨夜は風があたらないここを選んだようです。
それにしても冷たいでしょうに。
しばらくじっと見ていると、午前6時45分飛び立ちました。
池の底はまだ暗くてうまくシヤッターが下りてくれません。
東の厚い冬の雲が白く見え始めてきました。
2羽は上空を何度も旋回します。
風を探っているようです。
そして数分後、東の空にそろって消えていきました。
(2016/01/19 AM6:25~6:48 和歌山市)













  


Posted by wakayamastork2 at 08:02コウノトリ和歌山

2016年01月18日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


白きもの妖精めきて冬の雨」稲畑廣太郎

暖かな雨の夜明けでした。
昨夜和歌山市北部の塒に戻ってきたと聞き、
コウノトリ(J0057)を観察に出かけました。
晴れの朝ならすでに飛び立つ時刻になってもまだ周囲を見回しています。
午前7時17分になってやっと雨も止んできました。
それにあわせて南へ向かって飛び出しました。
すぐに民家の屋根に隠れました。
ペアのJ0050は塒東の池周辺にいるようです。
(2016/01/18 AM6:50~7:22 和歌山市)














  


Posted by wakayamastork2 at 10:47コウノトリ和歌山

2016年01月17日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


阪神・淡路大震災から21年を迎えた夜明け、
いつもの静寂が塒の周辺を覆っていました。
昨夜1羽だけで住宅の電柱に留まっていたコウノトリ(J0057)は、
まだ暗い午前6時37分に南に向かって飛び立ちました。
そしてすぐに民家の屋根に隠れて見えなくなってしまいました。
ペアのもう1羽(J0050)はどうやら近くの池で休んでいるようです。
観察仲間といっしょに向かいましたが、
最後尾の私が到着する直前に池の底から飛び立ったそうです。
今朝はこの2羽のコウノトリと鬼ごっこですが、
だれもハッキリとした姿を撮れていません。
午前10時を過ぎて1羽が紀ノ川の中洲に降りているとの情報がありました。
やはり飛ぶ鳥を追いかけるのは難しいです。
(2016/01/17 AM6:32~6:56 和歌山市)




  


Posted by wakayamastork2 at 11:42コウノトリ和歌山

2016年01月16日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


摂氏1度にならんとする冷たい朝でした。
昨夜この周辺を飛んでいたと情報をもらい、
久しぶりにメスのコウノトリ(J0050)を探しに夜明け前北部の池に行ってきました。
そおっと池の土手から底を覗き込むと白い小さな点が見えます。
いました。
一本足で休んでいます。
J0057に比べると敏感なコウノトリですのでじっと動かずに観察を続けます。
黒い羽の表面に薄っすらと霜が降りたように見えます。
昨夜はこの池の底で休んだのでしょうか。
ゆっくりとウォーミングアップをしています。
およそ30分後、南に向かって飛び立ちました。
一度池の上を旋回してから南へ、そして西の方角へ飛び去っていきました。
もう一羽のJ0057の方は観察仲間が確認してくれていました。
慣れた楠見地区の用水路に降りていたそうです。
別々の塒で休んだ後は紀ノ川で待ち合わせでしょうか。
(2016/01/16 AM6:41~7:22 和歌山市)




















  


Posted by wakayamastork2 at 11:03コウノトリ和歌山

2016年01月15日

コウノトリ(J0057&J0050)情報


時ものを解決するや春を待つ」虚子

昨日2日ぶりにいつもの塒に戻ってきたコウノトリ(J0057)を観に行きました。
冷たい夜明けです。
よく晴れた東の空が明るみ始めました。
しばらく周囲を見回していたコウノトリは午前6時53分、
南に向かって飛び出しました。
ここで観察終了と思っていましたが、
観察仲間から近くの用水路に来ていると聞き再び出かけました。
時刻はちょうど通勤通学時間帯です。
水路側の道路を行き交う人たちに気を配りながら慣れた朝食です。
逃げた小さな魚も器用に捕まえるなど
和歌山市に来たころに比べると採餌もたいへん上手くなりました。
ペアのもう一羽(J0050)は観察仲間によりますと、
ちょうどこの頃紀ノ川の中洲にいたそうです。
塒も私たちの知らないところがまだまだありそうです。
(2016/01/15 AM6:21~8:05 和歌山市)

























  


Posted by wakayamastork2 at 11:36コウノトリ和歌山