樹々のひかりNo3

「月曜日けだるく退社のベルを待つ」なかたにてつや

雨の夜明けは出発が遅くなります。
コウノトリ(J0057)は一度大きく身震いして翼の雨を振り払ってから
ゆっくりと北に向かって塒を飛び出しました。
午前5時44分でした。
鳴滝川堤防の桜並木を越えていきます。
3爺観察隊は傘をさして徒歩であとを追います。
たぶんあそこだろうと、小学校北の休耕田に向かうと
先着の観察仲間がいました。
コウノトリは盛んに餌を探しています。
聞くと、たった今大きなタウナギを食べたとか。
やはりよく知っています。
飛び立つまでのおよそ50分間に合計3匹の大きなタウナギを捕えました。
これでしばらくお腹はもつでしょう。
そして午前6時46分に休耕田を飛び立って近くの電柱で翼の手入れをしたあと
西の方角へ飛び去って行きました。
巣のある西防埋立地に行ったのでしょう。
帰り道、もうすぐかわいい新一年生を迎える小学校の桜が満開でした。
一週間の始まりです。
(2016/04/04 AM5:20～6:57 和歌山市)