樹々のひかりNo3

「春水や草をひたして一二寸」漱石

コウノトリ(J0057)の行動範囲が拡大し、これまで知らなかった場所に行っています。
そこで今朝は観察仲間が手分けして飛んでいく先を見極めようと、
別々の場所から観察しました。
一人は北部の和泉山脈中腹の団地から、
私は紀ノ川に架かる紀の国大橋北詰から、
ほかの仲間は塒周辺から観察することになりました。
二ヶ所の観察地点はそれぞれ塒からおよそ１km離れています。
私は一旦塒近くに立ち寄り大橋へ向かいましたが、空はあいにくの曇り空です。
橋からはかろうじてコウノトリの姿が確認できる程度です。
午前５時59分、塒を離れました。
望遠で追いかけましたが途中で見失いました。
団地から観察していた仲間から情報が入りますが、
どうやら近くの電柱のようです。
別の仲間が追いかけますがさらに西へ飛んだようです。
今朝の追跡劇はここまでです。
私はいつもの河原風景を観に、大橋から紀ノ川河原へ降りました。
春の足音が聞こえていました。
(2016/03/16 AM5:38～6:41 和歌山市)