2015年08月29日
・・・秋の草

「ひとまづはまつすぐ立つて秋の草」青木朋子
ポツリポツリの夜明けでした。
昨夜いつもの塒に戻ってこなかったコウノトリ(J0057)を探して紀ノ川へ出かけました。
空全体に厚い雲が覆っていますが東の空には細い朝焼けが透けて見えます。
勢いよく放水されている紀ノ川大堰の柵に鳶が一羽留まっています。
アップで見ると迫力です。
近くの芦原からは夏の使者、オオヨシキリが消えたようです。
キリギリスだけが鳴く河原に甲高い「ヒッヒッヒッ」とセッカのさえずりが響きます。
この鳥は少しもじっとしてくれません。
今まで撮影できたことはありません。
今朝も諦めていたところ近くの芦の先に留まりました。
初めてじっくり見るセッカです。
するとその隣にスズメが一羽留まりました。
お互い顔を見合わせています。
仲は良さそうです。
しばらく揃って羽根繕いをしていましたが突然飛び去りました。
小雨も止みました。
青空が少し覗いてきました。
(2015/08/29 和歌山市)
















