2016年12月07日

コウノトリ、府県境を跨ぐ


なんとも驚きの一日でした。
まだ暗い午前6時過ぎに和歌山市船所の塒を飛び立ったコウノトリ・J0057は
まっすぐ北へ向かい和泉山脈を越えてメス・J0050の待つ大阪府泉南郡岬町淡輪に飛んでいきました。
このあたりの状況は【活き活きin岬町】に詳しくアップされています。
そして明日の夜明けは再度淡輪訪問かと思っていたら、午後になって
周辺に戻ってきているとの情報が飛び込んできました。
J0057単独のようです。
そして日が沈みまだ明るい午後5時2分、いつもの塒(西の鉄塔)にクラッタリングしながら留まりました。
【動画あります】
そしてしばらく半月に照らされながら羽繕いをしたあと左脚を胸の中に折りたたみ休む体勢に入りました。
それにしても驚きの「府県境またぎ」です。
彼女・J0050はどこなんでしょうか?
(2016/12/06 PM5:02 和歌山市船所)







  


Posted by wakayamastork2 at 18:34和歌山

2016年12月07日

コウノトリ・J0057&J0050、再び山を越える


コウノトリのペア(J0057&J0050)は先月6日に和歌山市の塒を離れたあと
中旬から和泉山脈を越えた大阪府泉南郡岬町淡輪に一昨日(12/5)まで定着していました。
そして昨日一ヶ月ぶりに和歌山市船所に戻ってきましたが、
昨日のうちにJ0050は姿を消し、J0057だけが和歌山市船所の塒(西の鉄塔)に留まっていました。

そのJ0057は朝まだ暗い今日の午前6時20分にウォーミングアップもせずに鉄塔を飛び出しました。
暗くて撮れません。
まっすぐ北へ飛んでいきます。
久しぶりに観察隊揃っての追いかけでしたが周辺の心当たりにはいませんでした。

ひよっとしたらと思いながら帰宅すると豊岡の湿地ネットから情報が。
岬町から二羽戻っていると連絡があったとのこと。
はやりそうでした。
おそらく昨日二羽揃って和歌山市のテリトリーに姿を見せたあとJ0050だけが再び和泉山脈を越えて
淡輪に戻っていったと思われます。
そして今朝、オス・J0057がこちらも山を越えてメス・J0050の待つ淡輪に戻ったのでしょう。

和歌山市周辺に居たこの二日間、どこで居たのでしょうか。
親密度がこれまでになく高まっているこの間の二羽の行動を考えると
巣作りの適地を探しているのではないでしょうか。
その候補地のひとつがかつて巣材まで運んでいた西防埋立地です。
和泉山脈を挟んだ和歌山、大阪両府県でのこれからの動向が気になります。

(2016/12/07 AM6:20)





(これまで巣材を運ぶ行動が見られた地域)
  


Posted by wakayamastork2 at 11:43和歌山

2016年12月06日

コウノトリ・J0057&J0050情報


外もすっかり暗くなった午後5時すぎ、観察仲間から
和歌山市船所のいつもの塒(西の鉄塔)に留まっているとの連絡をもらいました。
別の仲間に聞くと二羽そろって来ていたが、J0057だけがいつもの塒に留まり、
J0050の行方はわからないということでした。
やはり昨日の朝、和泉山脈を越えてこちらに来ていたんですね。
(2016/12/06 PM5:36 和歌山市船所)

  


Posted by wakayamastork2 at 17:48和歌山

2016年12月06日

母なる川、紀ノ川


コウノトリのペア(J0057&J0050)が和泉山脈を越えて和歌山市に来たかもしれないということで、
午後これまで降りたことのある紀ノ川流域を巡りました。
去年の冬場、ナベヅルと一緒のシーンが観られた中州にも行きましたが
コウノトリの姿はありませんでした。
しかしサギの群れやオオバンなど水鳥たちに混じって今季初めてカワラヒワを観ました。
明日は厳しい寒さになるというのを忘れさせてくれるような暖かな出会いでした。
(2016/12/06 紀ノ川)








  

Posted by wakayamastork2 at 17:22和歌山

2016年11月28日

南に冬日・・・



南に冬日日ねもす北蒼し」草田男

今朝は冬らしい雲を紀ノ川に見ました。
川風は弱くそれほど寒さは感じませんでしたが
上空はそれなりに吹いていたようです。
北北西の風に乗って大きな雲の塊がゆっくりと南に流れていきました。
川面や上空にはいつもの鳥たちが集まっていました。
あのイソシギも顔を見せてくれました。

和歌山市育ちのコウノトリのペア(J0057&J0050)は
昨日も泉南郡岬町淡輪で元気な姿を見せてくれたようです。
【活き活きin岬町】をご覧ください。

(2016/11/28 紀ノ川)














  

Posted by wakayamastork2 at 10:25和歌山

2016年11月27日

雨を受けて・・・



雨を受けて桶いっぱいの美しい水」山頭火

雨の日曜日となりました。
でもそれほど寒くはありません。
草花にとってもありがたい慈雨でしょう。

コウノトリのペア(J0057&J0050)は昨日も山の向こう、
泉南郡岬町淡輪にある「御陵さん」の堀で元気な姿を見せてくれました。
大きなナマズを食べたそうです。
ご近所の人気者になっているようです。
ブログ【活き活きin岬町】をご覧ください。
(2016/11/27 BURFORD)









  

Posted by wakayamastork2 at 09:24和歌山バーフォード

2016年11月26日

コウノトリはお隣で元気です


薄くなった南の空の三日月を仰ぎながら紀ノ川の日の出を観に出かけました。
冷たい東北東の風が川面を流れてきます。
その上を一羽の鳥が飛んできました。
スッと護岸にとまりました。
イソシギです。
間もなく日の出です。
上空にはミサゴやトビが集まってきました。
一羽のミサゴがダイブしました。
川面には川霧が薄っすらと覆っていました。
冬の紀ノ川もきれいです。

和歌山市所縁のコウノトリのペア(J0057&J0050)は昨日も
お隣、大阪府泉南郡岬町淡輪で元気な姿が見られました。
ブログ【活き活きin岬町】に詳しくアップされています。
ご覧ください。

(2016/11/26 紀ノ川)


















  

Posted by wakayamastork2 at 10:31和歌山

2016年11月25日

冬の鳥たち



弊店の庭に冬鳥たちが姿を見せてくれるようになりました。
ヒヨドリ、メジロ、ジョウビタキ、モズ、イソヒヨドリたちが冬の朝を元気付けてくれています。
観ている私たちを幸せな気持ちにさせてくれるコウノトリのペア(J0057&J0050)は
和泉山脈の向こう側、泉南郡岬町で元気にしています。
地元の方たちが毎日観察を続けてくれています。
【湿地ネット】

(2016/11/25 BURFORD)















  

Posted by wakayamastork2 at 10:15和歌山バーフォード

2016年11月24日

こがらしや・・・



こがらしや畠の小石目に見ゆる」蕪村








  

Posted by wakayamastork2 at 11:16和歌山バーフォード

2016年11月23日

越て来た山の木がらし・・・



越て来た山の木がらし聞夜哉」一茶

季節が一気に進みました。
北風が日中の冷たさを教えてくれています。
天変地異に慄く日本列島ですが、こんな時は「母なる川」紀ノ川を眺めにいきます。
支流の鳴滝川堤防の木々もすっかり色づきました。

和歌山市のお隣、泉南郡岬町淡輪に落ち着いているコウノトリのペア(J0057&J050)は
どうやら周辺で安住の場所を探しているようです。
地元の中川哲男さんの撮られた写真が湿地ネットに掲載されています。
【湿地ネット】
また彼たちの産まれ故郷に今年も白鳥が渡ってきたそうです。
【気ままな久美浜写真日記】

遠くて近い、近くて遠いコウノトリです。
(2016/11/23 紀ノ川)









  

Posted by wakayamastork2 at 10:23和歌山